たばこの香り すばる

夜中 ページ16

目を醒ますと、部屋は真っ暗で


あたしは、ベットにいた


リビングに行くと


ソファで寝てるすばる


すばるの髪を撫でる


「…んっ」すばるが目をさます


「すばる、風邪引く」


あたしを抱きしめて


「泣き止んだか？」って頬をさわる


「もう、大丈夫。やけど、目も顔も腫れた」


「フグみたいやな」

あたしは、すばるのお腹にグーでパンチした


笑って

「はよ、冷やせ。明日、仕事いかなあかんやろ」


あたしは、首を横にふる


「明日は休む。有給消化や」


「まじか」


すばるが笑うから


「すばる、ベット貸したる


明日、お仕事頑張ってね〜」


って、すばるをベットまで押す


「俺だけ、働かすんか？」


「男は働け」


「男女差別か？ひどい奴や」


「あほか〜」って笑う


ベットにもつれるように、倒れこんだ


「おやすみ♡すばる」


起き上がるあたしの腕をつかんで


「お前、どこ行くねん」


「え？新しい男見つけなあかんから、

今から、半身浴して、パックして…

まあ、女を磨く？んかな？」


すばるが吹き出す


「なんで今やねん。夜中の３時やぞ」


笑いながら


「明日やれ、昼間時間あるやろ」


あたしをベットに押し倒して


「めっちゃ我慢したお礼してもらわな」


首を舐める


「お前の事、熱くさせなあかんしな」

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