同期入社~赤~

渋谷の家２ ページ23

シャワーを浴びて、部長が触れた肩を



ごしごしとこする



気持ち悪くて、太もも、腰も紅くなるぐらい




洗った



気づけば、涙が流れていた



シャワーで全部流してしまいたい




お風呂をあがると、渋谷がパソコンに向かって



仕事をしていた





「お、上がったか」あたしを見て



「お前、頭びちゃびちゃやんけ、風邪ひくぞ」




タオルであたしの頭をふく





渋谷がドライヤーを持ってきた



そのまま、あたしの髪をかわかす




「なんか、恥ずかしな…」




あたしが言うと




「なんや、可愛らしい事ゆうな」って




後ろから、抱きしめられる




「渋谷、どないしたん？」



「お前、弱り過ぎや」



渋谷にかりたTシャツは大きくて




あたしの肩が見えてたのか




「真っ赤やんけ」



あたしの肩に唇を這わした




太ももに目線がいく



「ここもかっ、なんやねんっ」



あたしの前に座って



真っ赤な太ももにも、唇を這わせた



「やっぱりか…」



Tシャツの裾をめくった



「っ…」腰に唇が触れた時、声が漏れた




「泣くなやっ…ちゃうな、泣いてええ」





渋谷があたしを優しく抱きしめた




「泣いて、はよ、忘れろ」



あたしの肩、腰、太ももを優しくさする




「めっちゃ…気持ち悪かった…怖かった…」




渋谷の腕に力が入った





「俺がしばいたる、忘れぇ」




渋谷の腕が温かくて




あたしは、そのまま、寝てしまった

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