村上 孤立した孤島 ページ6
村上side
使いもんにならへん機器を前に
嫌な予感しかしなかった
このまま、終わるとは思えへん…
「…とにかく、何とかして本土と連絡を取る手段を探さんと」
安「緊急用とかないの？」
大「あっ！あります！」
渋「はよ言えや」
生「何処ですか？」
.
大「……嘘やろ…」
やはりと言うべきなのか
緊急用に備え付けられていた電話も通じない
生「…他には？」
大「……何で、何でこんなことに…」
錦「おい、しっかりせぇや！」
あかんな
パニックなってしまう
「…一回落ち着こか。とにかくやらんとあかん事を手分けしてやってみようや。」
安「……そうやね」
「何より、本土と連絡取ることや。
何か連絡手段がないか探す事、
動いた方が早いかもしれへんから、クルーザーも見に行っといた方がええ」
錦「俺は倒れはったお手伝いさん見てくるわ、やっぱ気になるし」
大「あっ、僕も一緒に…」
生「……遺体放置しとくのはちょっとな」
「ほんなら刑事さん見張っといてや」
安「僕は？」
「兄さん電気系統詳しい方？」
安「…まあまあかな」
「ほんなら、電話線とかそんなんありそうな場所探してみてくれへん？他に何か連絡手段ないかとか」
安「おっけ」
渋「急に張り切って仕切ってはるやんか、村上さん」
「…代わったろか？」
渋「冗談やって。ほんならクルーザー見にいこか」
「…あんたはどうする？阿笠さん」
阿「……わ、私は、、」
「無理せんでもええ。休んでてもええし、あぁ…でも遺体とおるものあれか…」
安「ほんならAちゃん、一緒に行く？？」
阿「…は、はい…」
阿笠の微かに震える手を引いて
安田は早々に動き始めた
「ほな、またここで」
そして俺たちは
ダイニングを後にした
日の落ちた孤島
遮るものが一切ない雪風が打ち付ける
渋「…ｯくっ、さっぶ！これあかんやつ」
「頼むから飛ばされんといてや」
懐中電灯だけじゃ心もとなかったな…
ちっこいおっさんが飛ばされないか確認しつつ
俺たちは何とかクルーザーの元へたどり着いた
渋「いけそうや……ｯ」
「…」
乗ってきた時と何ら変わりないクルーザー
「…くそｯ！」ｶﾞﾝｯ
渋「…」
違うのは
辺りに漂う……燃料の臭い
「燃料が、…海に流されとる…」
渋「…まじかよ」
どうしようもない
俺たちは…この島から出られない
海鳴りがまるで
俺たちを笑っているかのようだった
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sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさーん！いつもありがとうございます。原作読んでるんですね。ちょいちょい設定を変えているのでその辺も楽しんで貰えたら何よりでございます\('ω')/ (2018年7月12日 15時) (
レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - いつも楽しみにしてます。原作も知ってるので予想しながら読んでますが、思わず、『うわっ』っとか声が出てしまうので、一人の時に読んでます。これからとても楽しみです。待ってます！ (2018年7月12日 12時) (レス) id: 6c276f17d6 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 真希さん» 真希さん、いつもありがとうございます。まだまだですよー書いてる本人たちもたまにパニクります(笑) (2018年7月9日 17時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - はじめてコメントさせていただきます！えっ…どんな展開…続きが気になる…今までの流れを整理しながら続きを待ちたいと思います…。 (2018年7月9日 8時) (レス) id: eb0f9325f9 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ひみささん» ひみささん！コラボメンバーのココナッツです！いつもお越しいただきありがとうございます！物語はついに被害者が…彼らを待ち受ける裁きとは?!是非一緒に解き明かしていってみてください！ (2018年7月4日 9時) (レス) id: d0c3580366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞やすばのなな∞ ココナッツ sangozygo SCCS
x他2人 | 作成日時：2018年1月13日 18時
