阿笠 カンタン ページ28
「お休みの所、すみません・・・」
錦「ううん。大丈夫です。寝てなかったから・・・
どないしたん？」
「・・・ﾊｲ」
言いずらそうにしてる私に気づいた錦戸さんは
錦「まぁ、入り。」
私が入れるように、ドアを大きく開けてくれた。
＿＿錦戸の部屋
錦「んで、どないしたん？」
早く手放したくて、テーブルにコトンと置いた。
錦「うわ！うわ！なになに！？」
テーブルからどんどん離れていく錦戸さん。
「あの・・・
さっき、みんなで生田さんのお部屋に居た時、枕の下に何かあるなと思って。
部屋に帰っても気になったので、今見てきたんです。
そしたら・・・・
これが・・・」
錦「・・・それ、一人で行ったんですか？」
「はい・・・・」
錦「危ないやないですか！
こんな状況やのに！」
「はい・・・すみません。」
錦「なんもなくて良かった・・・」
「で、誰も信用出来なくて・・・
錦戸さんならって・・・」
錦戸さんの表情が変わったのが分かった。
カンタン・・・・・
錦「これ、阿笠さん持ってるの怖いでしょ？
俺が持っときますよ。」
「はい」
「よかった・・・」
涙を浮かべて、錦戸さんを見上げた。
錦「えー、そんな顔せんといてよー」
そういうと、私をぎゅっと抱きしめて、頭をなでてくれた。
ほんと、簡単・・・・
「早く外に出たい・・・
怖くて・・・・」
うんうんと錦戸さんは私を落ち着かせるように、ずっと頭を撫で続けた。
正直、あの二人からは窮屈さを感じていた。
あからさまないがみ合い。
ほんと、鬱陶しい・・・
私は、新鮮な風を求めるように、錦戸さんの胸の中で深呼吸をする。
狙い通り、この男も堕ちるハズ
錦「このまま、ここに泊めてあげたいけど……
なっ、やっぱ男と女が同じ部屋におるのは……」
「私は……それでも」
錦「いやっ、なんかあったらまた来ていいから、自分の部屋でゆっくり寝た方が……
あれやったら、睡眠剤出してあげるし。なっ……」
だいたいの男はこれで堕ちるのに……
「……すいません、なんか私。
怖くて……」
錦「薬出そか？」
「大丈夫です……。」
裕さんの二の舞にはなりたくない……
「少し、落ち着いたので、部屋へ戻ります。
ありがとうございました。」
錦戸さんの部屋を出て、自分の部屋へ戻るまで錦戸さんは付いててくれた。
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sangozygo(プロフ) - やすこさん» やすこさーん！いつもありがとうございます。原作読んでるんですね。ちょいちょい設定を変えているのでその辺も楽しんで貰えたら何よりでございます\('ω')/ (2018年7月12日 15時) (
レス) id: 2d16d0288e (このIDを非表示/違反報告)
やすこ(プロフ) - いつも楽しみにしてます。原作も知ってるので予想しながら読んでますが、思わず、『うわっ』っとか声が出てしまうので、一人の時に読んでます。これからとても楽しみです。待ってます！ (2018年7月12日 12時) (レス) id: 6c276f17d6 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 真希さん» 真希さん、いつもありがとうございます。まだまだですよー書いてる本人たちもたまにパニクります(笑) (2018年7月9日 17時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
真希(プロフ) - はじめてコメントさせていただきます！えっ…どんな展開…続きが気になる…今までの流れを整理しながら続きを待ちたいと思います…。 (2018年7月9日 8時) (レス) id: eb0f9325f9 (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - ひみささん» ひみささん！コラボメンバーのココナッツです！いつもお越しいただきありがとうございます！物語はついに被害者が…彼らを待ち受ける裁きとは?!是非一緒に解き明かしていってみてください！ (2018年7月4日 9時) (レス) id: d0c3580366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞やすばのなな∞ ココナッツ sangozygo SCCS
x他2人 | 作成日時：2018年1月13日 18時
