夜顔 〜アダムとイブ〜

また… ページ29

そのまま、腕を引っ張られ
寝室に連れて行かれる


「いやっ、はなして」

章大はあたしの上に股がって

「簡単に、男、家に入れたらあかんやん」

「やめてっ…」


唇を塞がれて声も出せない

「りこ、起きんで」

身体は熱を持ったように熱くて
あかんって、頭でわかってるのに
身体が動かない

服は捲り上げられて
腕は頭の上にまとめられてる

抵抗しても
それは、逆に章大を煽ってしまってる

あたしの中に入った章大は

「りこ、俺の子やろ？なぁ、そうやろ？
俺、ずっと待ってたんやで…」

あたしは泣きながら
首を横に振る

「りこは…すばるの子やで…」

あたしを揺らしながら

「ずっと待ってた…A、好きや…」

って繰り返す

何回、抱かれたのか…
もう、最後は抵抗すらできなかった

ベッドに横たわるあたしの
頭を撫でて

「また、来るからな…」

って、頬にキスして
章大は寝室を出ていった…

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