きっと、ヌナは泣く。

5 約束 ページ5

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JK「ヌナ、そういえばこないだのゲームの続きいつします？」



「あ、そうだね。私はいつでも大丈夫なんだけどグクは？」



JK「明後日丸一日オフだから、急だけど明日の夜とかはどうですか？」




「うん、大丈夫！そしたら明日の夜ね」









お互いがハマっているゲームが同じだと知って以来、私たちはちょくちょく集まって私の家で夜通しゲームをやっていた。








それはただのスタッフの1人であるはずの私が、グクを独り占めできる唯一の時間で。








えへへ、明日グクに会えるんだ。

楽しみだなあ、お酒買っとかなきゃ。









ルンルン気分で廊下を歩いていると、目の前からテヒョンが歩いてくるのが見える。









グクと会えることが嬉しくて、テヒョンとのことは若干忘れかけていた自分に驚く。







どうしよう、気まずすぎる…

でもここで踵を返すのも感じ悪いよね。








仕方ないのでそのまま歩いていると、私を見つけたテヒョンが嬉しそうに手を振ってきた。









今までも同じことは何度もあったけれど、テヒョンは人懐っこくて可愛いなあなんて能天気に思っていた。







でもテヒョンの気持ちを知った今、一体どう反応するのが正解なのか全く分からない。








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