34 焦らさないで ページ34
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グクは私の腰をさらに自分の方に引き寄せると、私を自分の上に跨らせるように座らせた。
いつもは見上げるグクの顔が今は私の目線よりも少し下にあって。
向かい合わせでグクの上に跨っているこの状態に、私はまた恥ずかしさが襲ってきた。
けれどそんな私の様子にはおかまいなしにグクは私の胸元へと顔を埋めると、既に主張している敏感な部分にその熱い舌をそわせた。
ぐるりと周囲をなぞって、そのあと先端を口に含む。
「……ふ…」
熱い舌にまた吐息が漏れる。
グクはそうやって私の胸を舌で刺激しながら、空いた手で反対の胸の先にも刺激を加えた。
快感が、腰元からぞわりとこみ上げてくる。
私の胸元に顔を埋めるグクを思わず見てしまう。
そしてグクも私に舌を沿わせながらそんな状態で目線を私に向けるから、私達はばっちしと目が合って。
グクの目は既に欲でいっぱいになっていて、あまりにも官能的なその光景に恥ずかしさとともに快感がまたこみ上げる。
そうしているとグクはまた私の上半身を撫でながら、その手を下に下ろしていくとスカートの隙間から手を差し込んだ。
内腿のあたりを撫でる。
たまにぎりぎり脚の付け根あたりに触れるけど、決してその先の大事なところには触れない。
私の気持ちは高まるばかりで、けれどグクは求めている快感は与えてくれない。
それ以上の快感が欲しくて思わず足がもじもじと動く。
そしてグクはそれを見逃さない。
JK「ヌナ、どうしたの」
どうしたの、なんて分かっているくせに。
分かって焦らしているくせに。
そう思うけど、そんなことは言えなくて。
「…………ジョングク」
耐えきれなくなって私が涙混じりの声でそう漏らすと、
JK「…うん。ごめんね。
ヌナが可愛いから意地悪しちゃった」
グクはそう言って、ようやく下着の上から一番敏感なそこに触れた。
下着の上からなぞる様に触れる彼。
私のそこは既にびしょびしょに濡れていて、グクが指でさするたびに下着はさらに水分を帯びていく。
「…あ、グク…」
恥ずかしいのに声が我慢できない。
JK「ヌナすっごい濡れてる」
そう言うグクは嬉しそうで。
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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん!コメントありがとうございますうう( ; ; )遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…!早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです!グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします! (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます!これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください!(笑)早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナノカ | 作成日時:2020年3月18日 22時