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21 出来る男 ページ21









TH「お疲れ様」


「テヒョンもお疲れ様!迎えきてくれてありがとね」







テヒョンの車に乗り込む。


19時より少し早く下に降りたのだけど、テヒョンは既にもう私のマンションの下に車を停めて待っていてくれた。








「テヒョンの車可愛いね」





深緑のシルエットが珍しい車で、きっと高級車なのだろうと車に詳しくない私でも分かった。








TH「ほんと?俺も結構気に入ってるんだよね」


「うん、なんかテヒョンにぴったり」


TH「えへへ、やった」


「でも私、テヒョンはあまり車運転してるイメージなかったからちょっと新鮮かも」






普段忙しいしなかなか運転する機会もないだろうけど、メンバーの中でもテヒョンは特にそのイメージがなかった。







TH「あ〜、確かに実家帰った時ぐらいしか運転しないかも」


「だよね、忙しくてあんまり機会もないしね」


TH「そうそう。でもちゃんと安全運転するから安心してね」


「ふふ、それは信用してるから大丈夫」







私がそう言って笑うとテヒョンも笑顔を見せる。








TH「あ、ヌナ。これ」





テヒョンは私にブラックコーヒーを差し出した。






「え、買っててくれたの?」


TH「うん。ヌナ、ブラックでよかったでしょ?」






甘いものも飲めないわけじゃなかったけど、私はコーヒーは断然ブラック派でテヒョンがそれを知っていることに驚く。







「うん、ありがとう。でも飲み物までごめんね」


TH「気にしないで。

ヌナもよく俺に飲み物買ってくれるじゃん」







私も仕事中たまにテヒョンに飲み物をあげることがあった。きっとそのことを言っているのだろう。






テヒョンはブラックは飲めないから、カフェオレとかミルク入りのものをあげるとすごく喜んでくれた。







TH「よし、行こっか」







テヒョンはゆっくりと車を走らせ始める。








さっきの宣言通り、テヒョンはとても安全運転だった。


信号で急ブレーキをかけてしまった時なんかは、私の方に片腕を伸ばして守るような体勢をとった後「ごめんね、大丈夫?」と言ってくれたりして。









正直言ってすごく驚いた。

あまりにもテヒョンが出来る男すぎて。








いつものふわふわとしたテヒョンからは想像できなかった。








テヒョンの行動はとてもスマートで女の子慣れしてるのかなとも思ったけど、こんなことされてときめかない女の子はいないだろうなとも思った。







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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん!コメントありがとうございますうう( ; ; )遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…!早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです!グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします! (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます!これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください!(笑)早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナノカ | 作成日時:2020年3月18日 22時

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