8話 ページ9
なんであの兄弟がここにいるの？
ユラン=ブルク氷帝国で噂になってたユーリエフ兄弟失踪ってこれが原因？
ん？…でも私って死んだからここにいるわけで…、じゃああの兄弟も死んだからここにいるってこと？
「Voidoll！あのさ、私がここに来たのは私が死んだからだよね？」
「ハイ、ソウデスヨ」
「じゃ、じゃあ個々のヒーローはみんな死んでるからここに集められているわけ？」
「……イエ、定期的ニ集マル日が決マッテイルダケデスノデ」
これはまた後の話なのですが、とVoidollはここのシステムの一部を詳しく教えてくれた。
バトルにはシーズンというものがあり、月に2週間ほどレートを競い合うというもの。
私はまだ入ったばかりでFランクだが、全員最初はそうなのだそう。
シーズンから参加出来るのはS1からで、今いる仲間全員S1にいる。
クソ、あのユーリエフ兄弟ももうS1にいるのか…
3分間、3人チームで競い合いポータルキーがより多いチームの勝ちというものだ。
「Fランクマデハ別ノアカウントニオ邪魔シテレートヲ上ゲテイクカンジニナリマス」
「そうなんだ、じゃあ早速バトルしたいんだけど」
「ダメデス！マダAサンニハ基礎的ナ基礎シカ教エテイマセン！今日ハ疲レタデショウカラ明日、ワタシト一緒ニチュートリアルヲ受ケマショウ！」
「…げ、なにそのゲームみたいなモード」
「ゲームデハナイデス！バトルデス！」
「あーはいはい」
数時間で Voidollの事が少しわかった。
貴重な高性能AIを搭載しているみたいだが、見た感じただの頑固なAIにしか感じない(失礼)
Voidollの言葉をうまく交わし、私は自分の部屋に案内してもらった。
「ココデス。今来タ道覚エマシタカ？」
「…あー、うん。なんとか頑張るよ」
「モシ分カラナケレバ、オ隣サンニデモ聞イテ下サイ」
「え？！」
アンタが教えてくれんじゃないの！？と驚いた返しをするとそれを読み取ったかのように、ワタシは忙しいので、親交を深めるためにも、と笑顔で言われた。
そんな顔しても可愛くないよ、 Voidoll。
どうせアンタの計画なんでしょ？
睨むように私は Voidollを見る。
Voidollはおやすみなさい、と言ってテレポートで光と一緒に消えてしまった。
部屋の前で突っ立ってるのもあれなので渋々部屋に入る。
部屋に入ると必要品と少ない家具しか置かれていないなんとも殺風景な部屋だった。
でも一般兵であった私は4人一部屋という狭い中で生活をしていたため、この光景に目を輝かせた。
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日向(プロフ) - 骸蜘髏巍屍龍さん！お久しぶりです！と言っても最近バグ少女で知ったばかりなのですが…。今日アダム推しになったのでありがたく読ませて頂きます。 (2020年8月2日 21時) (
レス) id: 378262d87d (このIDを非表示/違反報告)
骸蜘髏巍屍龍 - ネウロさん» コメントありがとうございます。このサイトで別サイトの情報をお伝えするわけにはいきません。詳しくは、大事なお知らせから「作者のこれからのこと」を読んでください。 (2020年6月6日 2時) (レス) id: 9e88b8f2ee (このIDを非表示/違反報告)
ネウロ(プロフ) - 別サイトってどこでしょうか…？！続きが見たいです！！ (2020年6月6日 1時) (レス) id: f75d0817e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骸蜘髏巍屍龍 | 作成日時：2020年5月12日 15時
