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2話 ページ3

暗かった視界がどんどん明るくなり目を瞑っていても眩しいほどの強い光が私を襲った。


「ア、オキマシタネ」
「!?」


気づいたら私は立っていて、目の前には白いロボットが1体、私の顔を覗き込んでいた。
私は驚いてついしまっていた護身用のナイフを構えて距離を取る


「アンタ一体何者!?ここどこ!?」
「マァマァ、落チ着イテ下サイAサン」
「お、落ち着けるか!!ここはどこなの?!なんで私の名前を知ってる?!」


私の頭は混乱していた。
だってさっきまで私はクレバスに落ちていたんだから。

冷たかった雪の感触も、落ちて不快だった浮遊感も今はない。
暖かいポカポカした光輝くこの不思議な空間に気づいたらいたのだ。

まさか敵国に捕虜として捕まってしまったのだろうか?
いや、だったら拘束とかしてるはず、武器も没収されて身動きが取れない状況になっていないとおかしい。


「ハジメマシテ。ワタシハVoidoll、コノシステムノ管理人ヲ勤メテイマス」
「は…?管理人?システム?」
「ハイ。ソシテAサンハ、次ノ実装予定ノヒーローニ選バレマシタ!」


おめでとうございます!とパチパチ拍手をするVoidoll。
私は状況を飲み込めず思わず固まる。


「ヒーロー?なにそれ、なにかのごっこ遊び?」
「違イマス!ヒーロートハ…____」


Voidollによってこの世界のヒーローという存在を説明された。
どうやらVoidollはこの『#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜』を管理するAIロボであり、人間の戦い方を監視・分析しているとのこと。
その監視・分析対象がヒーローである選ばれた人達のこと。
その選ばれし存在に私が選び抜かれたのだと言う。


「理解頂ケマシタカ?」
「いや、無理。」


私はこの白い機械の言うことが理解出来ずにいた。
だってそうでしょ!?ついさっきまで自分の国でピンチな状況だったのにVoidollの能力でここの空間までワープさせたって。

誰が信じれるか、いーや、誰一人として理解出来ないだろう。
もしかしたらもう敵国に捕まっていて何かよくわからない実験を行われてるのかもしれない。


「おい、だれか見てんだろ!こんな馬鹿げた実験私には通用しないんだから!」


どこかで監視してデータをとっておるであろう敵国の研究員に向かって声を荒げる。
私の声は虚しく何もない白の空間に吸い込まれるだけだった。


「Aサン、…モウ後戻リ出来ナインデス…」
「だから、」
「貴方ハ死亡シテイルンデス」


頭が真っ白になった。

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日向(プロフ) - 骸蜘髏巍屍龍さん!お久しぶりです!と言っても最近バグ少女で知ったばかりなのですが…。今日アダム推しになったのでありがたく読ませて頂きます。 (2020年8月2日 21時) (レス) id: 378262d87d (このIDを非表示/違反報告)
骸蜘髏巍屍龍 - ネウロさん» コメントありがとうございます。このサイトで別サイトの情報をお伝えするわけにはいきません。詳しくは、大事なお知らせから「作者のこれからのこと」を読んでください。 (2020年6月6日 2時) (レス) id: 9e88b8f2ee (このIDを非表示/違反報告)
ネウロ(プロフ) - 別サイトってどこでしょうか…?!続きが見たいです!! (2020年6月6日 1時) (レス) id: f75d0817e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:骸蜘髏巍屍龍 | 作成日時:2020年5月12日 15時

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