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18話 ページ19

早ッ、と声を上げるメグメグ。
別に驚いて欲しいがために上げたわけでもないけれど、驚いた反応がちょっと嬉しくて口角が上がった。


私の今のランクはBランク。
ここに来てから正確な日数は数えていないけれどこのペースでBは早いそう(Voidoll曰く)
もうすぐAランクに届きそうなレートだし、早くS1になってシーズンに参加したいんだ。

毎シーズンの順位が月の最終日に発表される。
この前のシーズンであの氷野郎は3位という凄い記録を叩き出していた。
流石我らが団長様(笑)である(爆笑)


今シーズンは参加出来ないけれど来シーズンから走り出せるように今のうちにアリーナで体を慣らしておいた方が全然いい。
今はシーズンど真ん中で、メグメグも嫌な顔しながらもシーズンには参加しているようだった。
(メグメグには順位なんてどうでもいいらしい)


「メグメグもシーズン走りなよ」
「走ってるけどさー!!みんな目がガチ過ぎて怖いんだもんッ」
「あはは…」


一度メグメグの出る試合を観戦させてもらったが、確かにみんなガチで勝ちに行ってて目が怖かった。


「ねえ、今日はちょっとメグメグと一緒に遊ばない?」
「何して」
「むふふ…あのねー!」


耳を貸して、と彼女に言われ頭一個分ほど下にある彼女に耳を合わせる。
それでも少し背伸びをして私に耳打ちをするメグメグ。
彼女からはシャンプーの匂いと少しの薬品の匂いがする

…メグメグ、あんたやばいもん改造してんじゃないでしょうね?


「あのね、メグメグと一緒にカスタム行こっ」
「……どうして?」


いいからいいから!と私の手を引きアリーナとはまた別の入り口へ連れていかれた。


「ちょ、ちょっとメグメグ!2人だけだとカスタム出来ないよ?知ってるでしょ?」
「大丈夫大丈夫!」


バトルカスタムはほとんどシーズンアリーナと同じ。
3対3の2チームでバトルが行えて、HSの溜まる時間やステータスの変更が出来るバトルである。
カスタムの入り口には私とメグメグしかいなくて、このままでは敵同士の怠慢対決になってしまう。
ガンナーのメグメグに対しスプリンターの私では相性が悪い、一方的に溶かされて終わるだろう

それでも彼女は大丈夫と言ってカスタムゲートの指紋認証に手をかざして笑った。

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日向(プロフ) - 骸蜘髏巍屍龍さん!お久しぶりです!と言っても最近バグ少女で知ったばかりなのですが…。今日アダム推しになったのでありがたく読ませて頂きます。 (2020年8月2日 21時) (レス) id: 378262d87d (このIDを非表示/違反報告)
骸蜘髏巍屍龍 - ネウロさん» コメントありがとうございます。このサイトで別サイトの情報をお伝えするわけにはいきません。詳しくは、大事なお知らせから「作者のこれからのこと」を読んでください。 (2020年6月6日 2時) (レス) id: 9e88b8f2ee (このIDを非表示/違反報告)
ネウロ(プロフ) - 別サイトってどこでしょうか…?!続きが見たいです!! (2020年6月6日 1時) (レス) id: f75d0817e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:骸蜘髏巍屍龍 | 作成日時:2020年5月12日 15時

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