17話 ページ18
私がここに来てから数週間が過ぎた。
いろんなことを教わったし仲良くなったヒーローもいる。
ヒーロー達が集まるシェアハウスでのルールを改めてわかりやすく教えてもらった。
ご飯などは毎日交代制、人数が数十人と多いから大量に作らないといけないけど結構な人数がいるので月に1、2回回ってくるからまだマシだ。
シャワールームなど各部屋に設けてあるが、露天風呂や大浴場も男女別であるそう(興味は少しだけある)
それにバトルでの経験やアドバイスを他のヒーローから聞くことが多くなった。
サーティーンはあの日以降目を付けられたのか相変わらず私にちょっかいばかりかけてくる。
しかも決まってあの氷野郎が一緒にいる時にだ。笑えないからマジでやめて欲しい。
え?あの兄弟とはどうなったって?
別に、特に何もないよ。
多分ヒーローの中であの兄弟とは2日目の朝ごはんの時以降口を聞いてないし目も合わせてない。
時々廊下ですれ違ったりする時なんかチラチラと私を見てくるが全部無視だ。
「Aっち、今日もアリーナ?」
「うん、そうだよ」
メグメグから声をかけられる。
ヒーローの中で1番仲良くさせてもらってる女の子である。
隊に所属してたこともあり銃火器の扱いや知識などあったので彼女が持っていたMK2の話をしたところすごく盛り上がったのは記憶に新しい。
最近は対物ライフルが欲しいんだってさ。
「うわー、良く毎日毎日バトル出来るね」
飽きないの?と彼女。
チュートリアルで自分の不甲斐なさを経験した私はあれから毎日アリーナに潜るようになった。
勿論飽きたりなんて無い。
攻撃を受けた時の痛みや終わった後の疲労感こそ感じないもののスタミナだったり機動力や瞬発力が上方修正されるわけではない。
現実の、この世界で生きているステータスがそのままアリーナに反映される(能力や攻撃や防御はデフォルトで付く)から少しでもトレーニングや筋トレをサボってしまうとアリーナでのバイトに影響するのはもう身をもって確認済みである。
リリカやルルカは魔法のステッキに乗ってひとっ飛びだからスタミナを心配する必要がない、あれズルイよね。
「まあ…早くS1になりたいからね」
「今ランクは?」
「B」
「もうすぐじゃんっ!!」
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日向(プロフ) - 骸蜘髏巍屍龍さん!お久しぶりです!と言っても最近バグ少女で知ったばかりなのですが…。今日アダム推しになったのでありがたく読ませて頂きます。 (2020年8月2日 21時) (レス) id: 378262d87d (このIDを非表示/違反報告)
骸蜘髏巍屍龍 - ネウロさん» コメントありがとうございます。このサイトで別サイトの情報をお伝えするわけにはいきません。詳しくは、大事なお知らせから「作者のこれからのこと」を読んでください。 (2020年6月6日 2時) (レス) id: 9e88b8f2ee (このIDを非表示/違反報告)
ネウロ(プロフ) - 別サイトってどこでしょうか…?!続きが見たいです!! (2020年6月6日 1時) (レス) id: f75d0817e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:骸蜘髏巍屍龍 | 作成日時:2020年5月12日 15時