story51 ページ2
_
まだ一週間しか経っていない図書室の扉は、
何処か懐かしく思えるのは気のせいだろうか?
「……………失礼します」
________やっぱり
彼の ”特等席” にはやっぱり彼の後ろ姿
「ん?あぁ、せんせーのこと恋しくなったっしょ」
そう言って私の方を見て笑顔を見せた ”特等席” の主
もうその手には、かからないから
「バイトもやめましたから、委員会辞めますね」
「ちゅーしてあげよっか?」
「今までお世話になりました、さよなら」
そう背中を向けた私に後ろの陽だまりから
再び低い声が聞こえる
「……………お前、変わんねぇな」
少しだけ扉を開けるのを躊躇ったけど、
扉を勢いよく開けて図書室を飛び出した私
”………変わんねぇな” って、
変われなくしてるのは先生じゃんか
何故だろう
少し前に目から溢れた
”彼のことが好きな証拠”
走りながら、止まらない
_
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
m氏(プロフ) - 気づかない間にありがとうございます。放置してしまいすみませんが、再開しようかと思います(^_^) (2015年11月10日 18時) (レス) id: 9d8bfbdd0d (このIDを非表示/違反報告)
灯里(プロフ) - 初めまして!このお話大好きだったもので!ずっとずっと楽しみにしてました!是非続きお願いします! (2015年8月3日 0時) (レス) id: c9e5609e06 (このIDを非表示/違反報告)
すずり?(プロフ) - 初めまして!続き楽しみにしてます! (2015年7月23日 16時) (レス) id: bfb58a1985 (このIDを非表示/違反報告)
えりきゃっと - ずっとずっとずぅっと、続きを楽しみにしてました!是非続きを書いて下さい! (2015年7月23日 14時) (レス) id: 0112dc9b33 (このIDを非表示/違反報告)
三代目fan - 主人公ちゃんはどーしたいの?なんか腹立つ(笑)気持ち気づいてるのなら言ってスッキリすればいいのに…親友ちゃんもそんな主人公ちゃんといるのかすごい!!普通は腹たって文句言うと思うのに… (2015年5月19日 0時) (レス) id: c59919130f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:m氏 | 作成日時:2015年5月17日 21時