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story20 ページ21
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委員が私一人だって聞いてから15分程経った静かな図書室
”何も決めることねーし、誰もこねーつってたし、とりあえず座っときゃいいっつってた。”
なんて教師と思えないような口調と発言をした登坂先生は、二日酔いだとかなんとか言って陽の当たるところに椅子をいくつか並べて、横になる。
「……本当に誰もこないじゃん」
図書室のパイプ椅子の上で体育座りをしてる私は当然ひま
登坂先生は顔にタオルまでかけて
”あったけー”
なんて言うから私もしたいな〜、なんて思えちゃう
「なー、ちょっとこっち来てみ？」
登坂先生が私の心の中を遠くから言い当てたようなくらいすごいタイミング
素直に登坂先生の方に近づく私
＿＿＿＿＿＿＿＿ぐいっ
男の人の力って案外すごい
登坂先生の手は私の手を引っ張った
「ここ、特等席っしょ？」
なんてもう一方の手で顔からタオルを外して口角上げて言う先生
心臓が勝手に高鳴る。
「……………はい。」
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作者名：ｍ氏 | 作成日時：2015年5月17日 9時
