story13 ページ14
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「登坂広臣」
そう一言名前を告げ、
君の目には映らないように部屋に鍵をかける
「…………登坂、せんせ?」
何故だろう
最近彼女と別れたけど、恋愛経験が少ない訳じゃない
むしろ人よりあると思っているくらいだし、
そこらへんの男よりもモテる
よく男友達から ”お前は軽いんだよ” だなんて言われるし
だけど、そう俺の名前を確かめるように26cm下から見上げる
”あの子” が愛おしくて仕方ないと思う俺
「Aです。私の名前。」
「………A、ね。」
____キスしたい
いつものように、かわいいと思うとキスしたくなる俺
そう脳が働いたと同時に比例して身体は勝手に動いていた
誰もいない朝の図書室で
俺は絶対に生徒にしては
”イケないこと”
をしてしまうのだろうか
あと1秒で、答えが分かるはず
だって君の顔はもう5cm前にあるんだから
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作者名:m氏 | 作成日時:2015年5月17日 9時