ステージ -LUHAN- ページ37
LU「頑張って。」
そう声をかけると、ニコリと笑って、
機材の間を縫うようにして立ち位置へ向かっていった。
このソロが終われば、もうエンディング。
コラボも無事終了した。
…まぁ、コラボといっても、凛さんは姿を見せない。
見えないところで歌を歌って、その声と俺たちがコラボする形をとった。
だから、このソロで初めて、皆は凛の姿を見る。
「スタートしまーす！！」
スタッフさんの声と同時に、曲が流れ始めた。
周囲の人は着替えを済ませて、面白そうにステージに目を向けた。
〜〜♪
凛さんの低音が会場に響くと同時に、悲鳴に似た声が建物を揺らした。
どのグループにも負けない歓声。
支持率の高さを物語る。
流暢な英語が会場の空気を揺らす。
曲の前に、英語の詩が入っている曲。
俺たちの曲で言うと…『WHAT IS LOVE』みたいな？
言い終わると、だんっ！とドラムが鳴って音が止まる。
その後すぐに、会場中に凛のシャウトが響き渡って、
ドライアイスで作られた霧の中から、凛が姿を現した。
BH「出だしでいきなりシャウト持って来るって…。」
DO「尊敬…。」
CH「違うんだよ、やっぱり。喉が。」
KR「おいメインボーカル。」
隣のそんな会話を聞きながらステージに目を向けると、
低音と高音が見事に織り交ざった、
普通ならソロで歌わないような曲を見事に歌ってのける凛の姿。
会場の歓声も少ない。
皆、聞き惚れている。
KA「ここら辺が、アイドルとアーティストの差なんだろうな…。」
SE「アイドルも捨てたもんじゃないよ！」
KA「アーティストの方がワンランク上だけど。」
LU「どっちにも良さはあるよ(笑)」
誰もが、『アーティスト』と認める凛。
これでも芸能界では、まだまだ新人に含まれる。
LU「才能だよね。」
KA「二物も三物も与えられすぎ。」
LU「芸能人はみんなそうだよ。」
それを生かすも潰すも、個人の自由なだけ。
LA「そろそろスタンバイした方がいいんじゃない？」
LU「ん〜分かった。」
凛は、エンディングに参加するのかな…。
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ma-mare-do(プロフ) - chiiiさん» コメありがとうございます！更新頑張ります♪…突然ですが、私もchiiiさんの作品読ませていただいてます！chiiiさんも更新がんばってください♪ (2013年2月26日 22時) (
レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
chiii(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます^^！続き気になる〜TT更新がんばってください♪ (2013年2月26日 22時) (レス) id: 5023b1dd2e (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - うぎょんさん» マネの言う事もあながち間違ってはいないんですけどね…。 (2013年2月26日 21時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - 亜夜さん» コメありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2013年2月26日 21時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
亜夜 - マネオッパT^T 病院に行かせてあげて！！ 毎日の楽しみです！更新ガンバって下さい(*^_^*) (2013年2月26日 17時) (レス) id: f0eb31b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ma-mare-do | 作成日時：2013年1月21日 21時
