凛さん -LAY- ページ4
そ〜っとドアを開けると、こちらに背を向けるようにして座っている女性が一人。
何か書いているのか、顔は机に向けられている。
音楽を聴いているようで、こちらには気づいていない。
右足が、リズムを刻むように、トントンと鳴らされていた。
その部屋にはその女性しか居ないみたい。
見た事ない人だから、凛さん･‥なのだろうか。
その後ろ姿が、なんとなくAちゃんに似てて･‥背筋が震えた。
いつまでも僕達に気付く様子がないので、声をかけた方がいいんじゃないか、
と話し合っていると、凛さんと思われる人が、イヤホンを外して立ち上がった。
そのまま後ろを振り向いた凛さんと、ばっちり目が合う。
CH「あ･‥。」
「EXOさん･‥ですよね？
気付かなくて･‥。ごめんなさい。」
そう言って、頭を下げる。
90度に腰を折っている。･‥謙虚な人だな。
「今回移籍させていただきました、凛です。
よろしくお願いします。」
凛さんの顔は、仮面ですっぽり覆われていた。
素顔は、全く伺えない。
思っていたよりも背が高く、声がハスキーだった。
やはりどこか、Aちゃんを伺わせる。
けれど、別人物だと思う。
相反する2つの考えに揉まれて、心臓がドキドキした。
SH「あ、凛さん･‥！」
後ろには、少し遅れてきたKのメンバーが居た。
リーダーのスホが慌てている後ろで、他のメンバーは、開いた口が塞がっていない。
「EXO-Kの皆さんですね。
今回移籍させていただきました、凛です。
よろしくお願いします。」
そう言って、もう一度頭を下げる。
SH「よ、よろしくお願いします！」
「そんな･‥敬語は使わなくて大丈夫です･‥。
私の方が、ずっと新人ですし･‥。」
SH「いえ、そんな･‥。」
「デビューして、2周年もまだ迎えていないんです。
なので、堅苦しくしないでください。」
そう言った声は、笑っていた。
謙遜するような･‥それでいて、少し面白がっているような笑い声。
にっこり微笑むAちゃんの姿が、浮かんでくる気がした。
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ma-mare-do(プロフ) - chiiiさん» コメありがとうございます！更新頑張ります♪…突然ですが、私もchiiiさんの作品読ませていただいてます！chiiiさんも更新がんばってください♪ (2013年2月26日 22時) (
レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
chiii(プロフ) - 毎日更新楽しみにしてます^^！続き気になる〜TT更新がんばってください♪ (2013年2月26日 22時) (レス) id: 5023b1dd2e (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - うぎょんさん» マネの言う事もあながち間違ってはいないんですけどね…。 (2013年2月26日 21時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - 亜夜さん» コメありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2013年2月26日 21時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
亜夜 - マネオッパT^T 病院に行かせてあげて！！ 毎日の楽しみです！更新ガンバって下さい(*^_^*) (2013年2月26日 17時) (レス) id: f0eb31b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ma-mare-do | 作成日時：2013年1月21日 21時
