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壊れる ページ27

「ねぇ、グ…。
ちょっといい?」



そろそろ、限界かな?
ごめんね…グ。

グは、気づいているかな?
グは、私を恨むかな?

こんな事を恐れているなんて…私、弱くなっちゃったのかな?
rannce失格かな?

それとも、これが普通なのかな?



HG「いいよ〜。」



そのまま楽屋から連れ出し、あまり人気のないところへ行く。



HG「A、なに?どうしたの?」



私は、グを裏切っていたのだろうか。
それとも、グが私を裏切っていたのだろうか。

そんな事…どうでもいいか。



HG「A?」


「あ、あぁ…ごめん。」


HG「なに?どうしたの?ちょっと怖いな…(笑)」


「…(笑)
グ、単刀直入に聞くけど、いい?」


HG「うん。…どうしたの?」


「グ、隠してることない?」


HG「隠してること?

……勝手に牛乳飲んだこと?」


「違う。
グ、本当の名前はなんていうの?」


HG「韓庚だけど?」


「生まれた場所は?」


HG「中国。」


「グの…、ご両親は?」


HG「…!A…もしかして…。」


「…(苦笑)」


HG「そんな…。」



グの顔が、絶望に歪む。

掟。
それは…『誰にも気付かれないこと』。



HG「Aが…。Aが…。」


「Satanの主、Lucifer(ルシファー)に仕える者。
何用でここに?」



Lucifer…。
Satanのリーダーの呼び方。

もう、私情は挟めない。
挟んでは、いけない。



HG「…。」


「rannceの権限を持って問う。
何用でここに来た。」


HG「もう、知っているでしょう?」


「…aporronか。」


HG「ほかに何があると?」


「…(笑)それもそうだ。」


HG「…いつ気づいたの。」


「前、専属のスタイリストが辞めた時。
グは、はじめから分かってたような顔をしてた。」


HG「あの時か…。

あの人、かなり有能なSatanだったのにな…。
なんで、それからもずっと黙ってたの?

その後すぐに、スタイリストと同じように始末すればよかった。」


「あれね。結構大変なの。

絶対に誰にも気づかれないように始末して、
突然仕事に来なくなったら勘付かれるから、その人の幻を作り上げて、その幻を操る。

私、その手のことは得意じゃないの。
グの場合芸能人だから、下手に手を出せないでしょ。」


HG「じゃあ僕は、Aに殺されてたかもしれないんだww」


「そうだね(笑)」

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づう - ma-mare-do様、初めまして。ファンタジーで神話もミックスされているのに実際の出来事(ぎゅの途中加入、ツチノコetc)が上手くリンクしていてとても面白いです!お話の行く末を最後まで見届けたいので、厚かましいとは存じますがどうか最後まで執筆お願いします! (2013年4月1日 0時) (レス) id: a6773b9197 (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 面白くなってきました!!!これからが、楽しみです^^ (2013年1月23日 21時) (レス) id: 4fef7ab323 (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - ロンさん» なかなか更新できなくてすいません…。これからは、更新できるように頑張っていきます! (2013年1月13日 21時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)
ロン - 更新ありがとうございます!これからも、頑張ってくださいね^^ (2013年1月13日 21時) (レス) id: 4fef7ab323 (このIDを非表示/違反報告)
ma-mare-do(プロフ) - ロンさん» コメありがとうございます!頑張ります♪ (2013年1月8日 20時) (レス) id: c954043daa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ma-mare-do | 作成日時:2013年1月2日 12時

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