【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ3)

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『私の嫌いな事が差別なの貴方は知ってるでしょ!?
貴方達が今やってる事はお父様や姉様、
そしてクラスメイト達が貴方にやってた事となんら
変わりないわ！同類よ！』

アズール｢……取り消してくださいA
僕だって、貴女相手でも許せる事と許せない事がある｣

『怒ったの？なら私にもイソギンチャクなりなんなり
生やして下僕の様に扱えばいいじゃない！
自分の思い通りにならない事に怒るなんて
私の大好きなアズールくんじゃないっ!!』

アズール｢黙れよ｣

『ッ……』

影がかった彼の顔は目は座りハイライトも消え
殺意という言葉が相応しく私を見据えていた
目線を合わせしゃがんていたアズールくんは
ユラリ立ち上がる

｢死ねアズール!!｣

同時に流れ弾のように襲ってくる生徒

『あぶなっ…!!』

全て言い切る前に風魔法が襲った生徒を無惨に切り裂く

『ッ……!?』

飛びかかった生徒はそのまま着地に失敗し
派手な音を立てて地面へと転がる
ﾋｭｰﾋｭｰと明らか通常では聞かないような呼吸が聞こえる

アズール｢あぁ、折角手に入れた手足が
1つ無駄になってしまったようだ。
まぁ、変わりは沢山いるので…構いませんよね(ﾆｺ)｣

まるで私に問いかけるように言ったその人は
持っていた杖のグリップ部分で
器用に私の顔を上げさせる

アズール｢それで、なんでしたっけ？
邪魔が入ったから忘れてしまいました
最近忙しくて、たまにド忘れしてしまうんですよね
あぁ、そうだ。
A、僕と一緒に来てくれるんですよね？｣

忘れたなんて嘘だ……
暗に1度は見逃してやるから従えと言ってる
こんな猟奇的な人と私は付き合ってたの？
怖い…………

ユウ｢Aッ!!!!｣

震えていると腕を捕まれ強く後ろに引かれる
力に従うまま後ろに下がれば
誰かの胸板に顔を填めた

ユウ｢Aッ…しっかりして！｣

『ゆ…う……わた、し……』

ユウ｢大丈夫、Aは…何も間違えてないよ｣

『！』

そうだ、私が自分の意思を曲げてはダメだ
恐怖に屈しちゃダメだ

『ありがとう……ユウ…』

フロイド｢どいつもこいつも弱ッ。
絞めがいがねーなぁ～。｣

アズール｢まるで無力な稚魚の群れですね。｣

そちらへ向けば倒れる生徒が数十人
怪我をし立ってるのがやっとな生徒が私達以外
殆どという状況だった

『！』

助けなきゃ、そう思った矢先
ジャックに口を抑えられる

ジャック｢お前ブロットがかなり溜まってるぞ
今使うな、危険だ｣