【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ14)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:134,975 hit

59 ページ14

『んの…………大馬鹿アズールッッッ!!!!!!!!』

その場にいた全員が肩をビクッと震わせ
目を点にしてるけどそんなのどうだっていい。

『だから言ったのに！私意味も無しに貴方を否定した事1度でもあった!?!?ほんっと
くっだらない事ばかりに頭回してるから
そういう状況判断が疎かになるのよ!!
少しは反省しろ頭でっかち！！！
何が私のことを守るよ！むしろ殺されかけたわ！
貴方私の事見くびりすぎなのよ!!
そんなに弱くないわ！私の事誰だと思ってんの!?
トリオン王末娘の末裔よ!
貴方なんかに守って貰わなくても
大概のこと自分でなんとかできるのよ！！』

鉄砲水のように今までの恨みつらみをぶつけると
アタフタするアズールと双子

フロイド｢え、えと……｣

ジェイド｢A…落ち着いて、王女がそんな暴言は｣

『うるせぇ!!!!王女だろうがヒロインサイドだろうが
ムカつく時はムカつくんだよッ!!黙ってろ！』

ジェイド｢は、い……｣

デュース｢Aって、あんなキャラだったか？｣

ジャック｢よっぽど溜まってたんだろ｣

アズール｢あ、の…A？｣

『何よ!?』

アズール｢(ﾋﾞｸｯ!!)え、と……｣

『大体私だって生きてんの！
物言わぬお人形さんじゃないのよ！
自分の意思があるの!!それをどいつもこいつも
優しい優しいって優しかったら
全て許すと思ってんじゃねぇよッ!!
泣きも笑いもするし、
ヴィランの末裔にだって恋するわ！
何より……本当に…心配したんだから、ね…っ!!』

彼を睨みあげるが
堪えきれなかった感情の暴走が涙となって形になるから
私は今いちばん酷い顔をしてると思う

アズール｢!?!?｣

『マジ、馬鹿…ﾋｸｯなんじゃない、の……ﾋｯｸ』

アズール｢あぁ、泣かないでA…｣

『謝れﾋｸｯ謝れ、馬鹿アズール…』

彼の胸板を叩くと腕を開き
困惑したまま大人しく叩かれるアズール

アズール｢すみません…｣

『ﾋｸｯ…ﾋｸｯ…反省してんのかよぉ……ﾋｸｯ』

アズール｢はい、いや…うん。ごめん…A｣

『ッ……ッ…』

アズール｢……(ｷﾞｭｯ)｣

『ッ……！わた、まだ…おごっで…』

アズール｢はい。甘んじて受けます。
今回は僕が間違ってました……
心配かけてごめんなさいA｣

『っっっ～～～次やったら、タコ足引きちぎる』

ラギー｢いや、怖……｣

レオナ｢姫様のとんでもな一面だな｣

アズール｢っ～…///｣

『返事』

アズール｢え？あ、はい。わかりました｣

エース｢いや、いいんかい｣