【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ13)

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目が覚めると見慣れたオッドアイが焦ったように
顔を覗き込んでいた

ジェイド｢Aッ!!｣

フロイド｢俺らのことわかる!?｣

『ジェイド……フロイド……』

そう答えるとホッと息をつく2人

『ごめんなさい、私…沢山貴方達のこと傷つけたわ』

そういうと驚いたように目を見開いた2人は
優しく微笑んだ

ジェイド｢謝るのは僕らの方です。
貴女が言っていたことは正しかった。なのに……｣

フロイド｢怖かったよね……俺らこそごめんねA｣

『ううん、いいの。アレも3人の姿だから
怖くないって言ったら嘘になるけど…でも……』

双子｢｢ッ……｣｣

ギュッ

2人同時に抱きしめられる
ビックリしたけど、ゆっくり抱きしめ返す

『そうだ、アズールくん……』

痛む体を無理やり動かして未だ眠る
彼の元へ近寄る
よろめく身体をフロイドが支えてくれる

『もう……馬鹿な人……(ｽｩ)愛する人に全ての人に幸福と安らぎを捧げて泡沫の恋(ﾊﾟｰﾄ・ｵﾌﾞ・ﾕｱ・ﾜｰﾙﾄﾞ)』

♪～♪～

彼の中に残ったブロットを浄化すると同時に
怪我を治していく
戦った皆のもね

フロイド｢Aそんな無理して大丈夫なの？｣

ジェイド｢貴女も疲弊してるんですよ？｣

歌い続けていると双子に止められてしまった

『けど……』

ユウ｢もう充分だよA｣

エース｢だいぶ楽になったわ｣

デュース｢ありがとうな｣

『うん、わかった……』

アズール｢…ハッ……。｣

フロイド｢あ、目ぇ覚ました。｣

『アズールくん!!』

ジェイド｢アズール、この指は何本に見えますか？｣

アズール｢え？あ……8……本？｣

ジェイド｢うん。まだ気が動転しているようですね
でも、よかった。Aのおかげで
なんとかブロットの暴走は治まったようです。｣

アズール｢僕は…一体、なにを？｣

ジェイド｢魔法の使いすぎでオーバーブロットして
しまったんです。覚えていませんか？｣

フロイド｢僕に力をくださいよぉ～～って泣きながらみんなの魔法吸い上げてさぁ。
挙句にAの首締めながらキスしてるし、
ちょ～～ダサかった。ちょっとゲンメツ。｣

アズール｢そ、そんな……僕が暴走するなんて……
ましてAの首を…信じられない……｣

皆が背後で話す声が聞こえる
アズールが無事だった事に安堵すると
我慢してた気持ちが込み上げ肩が震える

ユウ｢？A？｣

ユウの言葉に反応するアズールくんと双子達