第20話ー度を越した愛は歪んだ凶器:前編ー ページ47
ガチャと重い音が部屋に響くと共に手首に圧迫感を感じ、見上げれば鉄の鎖で拘束されていた
A「なっ」
ショッピ「俺が落ち着くまでって約束だったでしょ？」
A「どうしてそこまで……っ……ただの子供の言葉一つにやり過ぎよショッピくん!!私達の子なのにどうしてそこまであの子達を目の敵にするの!?」
ショッピ「……あの子らはあの子らでちゃんと愛してますよ？」
A「なら！「わかってないですねA」？」
ショッピ「貴方の中で俺達三人が同等でも、
俺の中でAと双子の価値は同等じゃない
Aと双子並べられた時取るのは迷わずA」
その言葉が胸に刺さった
彼は家族という形を理解してない
いやする気もない
あくまで個として守る優先順位を付けている
それがあんな些細な事で今回のような結果を招いた
あの時点で双子達は私にとって
有害とこの人は判断したんだ
A「いつになったらショッピくんは落ち着くの？」
ショッピ「……さぁ？(ﾆｺ)でもいいじゃないですか、この際。俺だけいれば…ね？A」
俺もAさえいれば後は要らない
そう優しく額にキスしてくる彼に
私は怒りを覚えた
まだ自由の聞く足で思いっきり彼を蹴り飛ばした
幸い錠をかけられた鍵が近くに落ちていたから
急いで外して部屋を飛び出した
ショッピ「っ…なんで？待ってくださいA」
追いかけてくるショッピくん
とりあえず、誰かに助けを求めないと
そんな思いで私は私達の頭である
総統の部屋へ駆け込んだ
急いで扉の鍵を内側からかける
トントン「どうしたんやA」
グルッペン「ノックもせずに入ってくる
なんてお前らしく無いな」
A「そ、れが…」
事情を説明しようとした時
ドアがダンッダンッ！と強く叩かれた
ショッピ「Aどうして逃げるんですか？
ここ開けてください、A」
ガチャガチャとドアノブが回される
鍵がかかっているとわかってても怖くなる
ただ事では無い雰囲気に二人は何かを察した
トントン「……ゾム、おるか？」
ゾム「なんや？」
グルッペン「Aをダクトに連れて行ってやれ
その場には残っておけよ？」
匿ってくれるらしい二人
トントンさんは窓を大きく開ける
ゾム「ん、わかった。Aおいで」
そういって横抱きにされそのまま
ダクト内に潜る
ショッピ「開けてください、A」
なおも扉を壊す勢いで叩く彼
私達が隠れたのを確認して
トントンさんが扉を開けた
第20話ー度を越した愛は歪んだ凶器:中編ー→←第19話ー僕らのパパとママ:後編ー
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ソラ鏡花水月(プロフ) - RYYMさん» ありがとうございます(TT)そのお言葉が何より嬉しいです！ (2020年3月4日 20時) (
レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
RYYM - 好きです（唐突）評価の★よ赤になれ (2020年3月4日 18時) (レス) id: 37c57cc882 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ鏡花水月(プロフ) - たうさん» ありがとうございます((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ自動でつくの本当にやめて欲しいですよね← (2020年3月3日 17時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ鏡花水月(プロフ) - riiuさん» 教えてくれてありがとうございます（ガチでコメント見て気づきました） (2020年3月3日 17時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - オリジナルフラグは外しましょう。 (2020年3月3日 15時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ鏡花水月 | 作成日時：2020年3月3日 0時
