心配 ページ8
「あーあとこれ新しいタオルね」
「お、ありがとう」
さっきから抱えていたタオルをやっと渡す。言っちゃえばタオル運びとか水運びが1番大変なんだよな・・・
「・・・小鳥遊、ちょっと聞きたいことあるんだけど」
潔くんが私を手で招く。
「その、千切のことで」
ここで私たちは凪くんと馬狼くんに聞かれない場所に移動することにした。
「で、どうだった?千切と出かけて。」
「んーどうだったかっていうとね・・・でも千切くんと話づらいとかはないから大丈夫だよ」
告白されて振ったあとって、けっこう気まづくなったりするもんだけど、私はそんなこと無かった。むしろお互いスッキリしたくらいだ。
すると、潔くんはほっとした様な顔をして
「それなら良かった・・・」
と呟いた。
・・・潔くんすごいな、千切くんと私の事まで心配してくれているのか。
色んなこと見ててすごいと思う。それでいてサッカーも意欲的に取り組んでで・・・潔くんは立派だなぁ。
「俺、千切が帰ってきても会ってなくてさ。」
「うん・・・ペアも違うしね」
「風呂とかで会うと思ったも会えなくて、なんか心配だったんだ。」
うお良い子だ典型的な良い子だ。
友達の心配とか、私はそこまでできない。
「もし千切が落ち込んでたらサッカーとかにも影響あると思ったし、俺もあいつに落ち込んで欲しくないからね」
・・・それを振った相手に言うのはなかなかだね潔くん。
まあこれが従兄がいう「エゴい」に繋がるのかな。
私は軽くため息をついてから
「私、このタオル他の部屋にも届けなきゃだから・・・潔くんもそろそろ部屋戻りな!」
とその場を後にした。
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あすか。(プロフ) - 未悠さん» ええめちゃくちゃ嬉しいです!!ありがとうございます!!! (2022年11月10日 21時) (レス) id: 1daa237273 (このIDを非表示/違反報告)
未悠(プロフ) - 面白いです!とにかく面白いです!たまに入る回想シーン?みたいなのがまたいい味出してますね!ブルーロックの小説少ないのですごく嬉しいです!体調を崩さない様に頑張ってください! (2022年11月2日 23時) (レス) id: abbd0293bd (このIDを非表示/違反報告)
あすか。(プロフ) - ウイさん» わー!!これからちょくちょく更新していくつもりです・・・!!ありがとうございます😭!!! (2022年6月29日 20時) (レス) id: 1daa237273 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 小説見させていただきました!ちょくちょくギャグが入ったりしててめちゃくちゃ面白かったです!一ヶ月以上更新されて無くて少し主さんの体調が心配です…また更新してくれたらいいな思っております!この小説大好きです! (2022年6月19日 22時) (レス) id: c9af61cc6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あすか。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Rinukun/
作成日時:2022年3月29日 17時