現実世界 ページ5
「私のこと･･･好きになってくれてありがとう。亅
しばらくして千切くんは足を止めた。
「な、何言ってんだよ。こちらこそって感じ。亅
きっとこれは、作り笑いだろう。
傷つくのも無理ないか。好きだった人に振られたんだもんね。
だけどこんなに悲しそうな顔するなんて、よっぽど好きでいてくれたのかな･･･。
そう思うと私は幸せな気持ちになった。
「俺、飲みモン買いに行って来るわ」
そう言い歩き出した千切くんの手には、まだ飲みかけのペットボトルがあった。
「ついて行かない方が･･･良いのかな」
私はそのまま足を止めた。元々の関係を取り戻すには、時間を置くことも大切だと思ったから。
それにしても私、千切くんにとっては寄り添えてたんだな･･･。
過度な干渉はしてはいけないと思ってたから、鰐間兄弟に注意するくらいしか出来なかったけど…
「小鳥遊ー待たせてごめんな亅
飲み物を買ってきた千切くんの顔は、さっきよりスッキリしていた気がした。
「うん･･･！大丈夫！！駅行こ！亅
千切くんは普段と変わらず接してくれて、普段通りに話すことが出来た。
･･･んで、
「帰ってきてしまった
目の前にはいつにも増して堂々と見える
この場所に足を踏み入れてしまったらもう最後･･････。
入ったら洗濯・食事の後片付けの手伝い･書類制作･お兄ちゃんの自己中エゴイスト論の講習･･･。
でも私がお兄ちゃんから貰ったのは”1日”外出券、どこかに寝泊まりして逃げることは出来のないのだ。
「え、小鳥遊帰らねぇの？亅
あまりにも遅い私に千切くんは少々戸惑っていた。
「う･･･うん、今入るよ･･･亅
絶望的な顔をした私に千切くんが言葉を放つ、
「･･･確か小鳥遊の仕事はすげぇ大変だと思うけど、凪とか潔とかも待ってると思う亅
はっとさせられた私。
そうだよね、そうだよね。
バイトの雑用係としても大切な仕事だよね。
水分の用意とかもなきゃダメだし。
「･･･よしっ！！亅
私は自分で顔をばちんと叩いた。
「ただいま戻りましたー！！亅
そしてお兄ちゃんのモニター室まで聞こえるくらい大きい声をだした。
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あすか。(プロフ) - 未悠さん» ええめちゃくちゃ嬉しいです！！ありがとうございます！！！ (2022年11月10日 21時) (
レス) id: 1daa237273 (このIDを非表示/違反報告)
未悠(プロフ) - 面白いです！とにかく面白いです！たまに入る回想シーン？みたいなのがまたいい味出してますね！ブルーロックの小説少ないのですごく嬉しいです！体調を崩さない様に頑張ってください！ (2022年11月2日 23時) (レス) id: abbd0293bd (このIDを非表示/違反報告)
あすか。(プロフ) - ウイさん» わー！！これからちょくちょく更新していくつもりです･･･！！ありがとうございます😭！！！ (2022年6月29日 20時) (レス) id: 1daa237273 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 小説見させていただきました！ちょくちょくギャグが入ったりしててめちゃくちゃ面白かったです！一ヶ月以上更新されて無くて少し主さんの体調が心配です…また更新してくれたらいいな思っております！この小説大好きです！ (2022年6月19日 22時) (レス) id: c9af61cc6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすか。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Rinukun/
作成日時：2022年3月29日 17時
