勿忘草2【ブルーロック】

人がゴミのようではなかった！！！ ページ2

「小鳥遊は、俺に同情してくれたよな」
「えっ!?」

私同情だけはしないようにしてたんだけどな･･･

でも今の話聞いて、考え方が変わった。

「千切くんありがと。ためになった気がする。」

「？」

まさかデート？でこんな話になるとは･･･
来てよかったかも。

10時ぐらいにコンビニに来て、もう30分くらい経った。

普通コンビニで30分も潰せるか･･･？

「次どこ行くか？」
「んーお互い鹿児島県民だから何も知らんし･･･」

そう思い私はスマホを取り出す。
ここはやっぱりGoogle先生。



『東京 観光地』

せっかく東京に来たのだから、この都会を満喫しておきたい。



「スカイツリー･･･」

「あ！俺行ったことねぇな」



徐々に2人の目が輝く。











「うーわ高！！！」

「まじやばたっか！！！」

二人とも高校生と思えないほどのテンションの上がりっぷりである。



「『人々がゴミのようだ』って言ってやろうと思ってたけどゴミにすら見えん……」

「建物しか見えねぇ…」

人生で初めてこんな高いところ登ったかも。

でもエレベーターで耳キンってしたな…


私たちの周りには、同い年くらいの人はいなかった。
本来なら平日。みんな学校に行っているんだ。


「青い監獄(ブルーロック)にいたから曜日感覚バグってるわ……」

「それ」

千切くんも同じことを考えていたようだ。


私…学校ってどうするんだろ。

こんなこと初めて思ったぞ。

ん？『初めて思ったこと』ってのが結構やばくない？？

小鳥遊Aはやっと気づいた。

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