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第六十二話 ページ15

 いつの間にか、通り過ぎる人はかなり少なくなった。

 高いビルで狭くなっていた視界が、急に開けた。

 太陽の光が反射しているその建物は、とても大きかった。

 私は唖然として、視線は建物、体は前へと進めていた。

 そして私は、前方にある何かにぶつかった。

 まあ言わずとも、それは伏見さんなのだが、、、、。

あ「あ、、、すみません!!」

 伏見さんは何も言わず、私が見とれていた建物内に入って行った。

あ「ちょ、、、入っていいんですか?」

伏「ここに来たかったんじゃねえのかよ?」

あ「じゃあ、、ここがセプター4?」

 建物でかっ!!

 やっぱり、かなり大きな組織だからかな?

 そんなことを思っていると、伏見さんがはるか遠くに行ってしまった。

あ「うわあああ、、お、、、置いて行かないで下さあああい!!」

 玄関(?)までにこんなに長い距離が必要なのか!?

 驚くことが多すぎて、おかしくなってしまいそうだ。

 だけど、、、。
 
 王のことといい、この前までの私の世界がいかにちっぽけだったのかってことがよくわかった。

 今は、新しい発見ばかりでとても楽しい。

 無知でいることも、新しい発見があって案外悪くないかもな。

 建物に入ると、伏見さんは迷いなく進んで行った。

 一方私はと言うと、、、一応部外者なのでどうすればよいのかもわからないままでいた。

 一人で慌てていると、伏見さんが淡島さんを連れてきてくれた。

淡「草薙出雲から話は聞いているわ。すっかり渡すのを忘れていて、、ごめんなさいね。」

あ「とんでもないですよ!!私こそ、色々とお世話になりましたし、、。」

淡「荷物はむこうにあるから、ついてきてくれる?」

 そう言って淡島さんは、伏見さんを連れて奥の方に進んで行った。

 私は、その後について行った。

 案内された部屋に着くと淡島さんに入ってもよいと言われたので、入らせてもらった。

 入った後で気がついたのだが、ここはアンナに連れてこられた部屋だ。

 つまり、中に入っているのは、、。

道「あれ、、、?この前派手にすっ転んで登場した人?」

 、、、私が、派手にすっ転んだのを目撃した人達だ。

あ「、、、どうもです。」

 恥ずかしさがこみ上げてきたが、グッとこらえた。

 淡島さんは部屋の奥に、伏見さんはパソコンに向かったので、私はこの前座った椅子に座った。

 いきなりの訪問のせいか、戸惑っている隊員がほとんどだった。

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- とても面白くて大のお気に入りです!続編があれば読みたいです!尊達が生きてた頃(海や馬のストレイン等の話)をヒロイン立場で、読んでみたいです! (2018年7月7日 14時) (レス) id: 8cdae9963b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく面白かったです。もし続編があるなら主人公が体のことを理由に過去に行って歴史を変えて尊や十束を助けたりして吠舞羅かセブター4と恋に発展する話が読みたいです。それかKとコラボした薄桜鬼か黒子のバスケが読みたいです。これからも頑張ってくださいね。 (2017年6月27日 19時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
空李(プロフ) - 面白いです!続きが気になります! (2014年4月15日 20時) (レス) id: 865dff4bf9 (このIDを非表示/違反報告)
フロウリア(プロフ) - ありがとうございます!別の新しい作品を作り始めたので、こちらはそんなに進まないかもしれませんが,,,,長い目で見ていってください! (2014年3月3日 9時) (レス) id: f6e1333f68 (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 凄く面白いです(o≧∇≦)o主人公、可愛い可愛いです!!しかも強くてカッコイイ///良い子♪吠舞羅とセプター4の皆、主人公を好きになってほしいです。更新頑張って下さい(o・v・o)ノシ (2014年2月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 9216772dfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フロウリア | 作成日時:2013年11月29日 22時

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