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第四十四話 ページ47

あ「、、、、詳しいことは何もわかりません。
  あの、私は本当に、、、第三王権者赤の王なのでしょうか?」

宗「それは、あなた自身が一番よくわかっているのでは?」

 宗像さんは目を細めて言った。

 私は、、、、、やはりか、と思うことしかできなかった。

あ「、、、それでしたら、宗像さんは何の王なんですか?」

宗「私は、第四王権者青の王です。」

あ「でしたら、セプター4という組織は、、、青の王によって成り立っているのですか?」

宗「おや、、、そこまで知っているのですか?」

あ「、、、、、先日の、葦中学園高等学校立て籠もり事件。」

 その言葉を言った瞬間、宗像さんの表情が変わった。

 先程まで部屋に響いていたパソコンのキーを押す音も、ピタリと止まった。

 アンナは、膝の上で小さな手を握りしめていた。

 この部屋には、私の声だけが淡々と響いていた。

あ「、、、学園島で、赤の王が死んだということをあの人達が言っていました。
  学園島で何が起こったのかということは知りません。
  ですが、、、その事件と関係があるのは間違いないはずでしょう?」

 宗像さんは私をただ見ていた。

 わたしは、さらに話を続けた。

あ「、、、私は、元葦中学園高等学校の生徒でした。
  先日、とある理由で学校に訪れたとき、先生にその事件を少しお聞きしましてね、、、。
  人が一人、死んだと言っていました。
  あいにく、その場所には私が学校を訪れた目的を果たすものがありました。
  、、、本来ならば立ち入り禁止のはずですが、特別に入る許可をいただきました。
  そこで私は、、、、夢を見ました。
  大きな石盤が出てくる夢です。」

宗「そしてあなたは、、、、その石盤に触れたのですか?」

あ「はい。
  やはり、、、、あの石盤がドレスデン石盤なのですね?」

宗「おそらくは、、、その通りでしょう。」

あ「、、、私がお話しできることはこれでほとんどです。
  こちらから、いくつか質問をしてもよいですか?」

宗「どうぞ。」

あ「では、、、、なぜ、私が赤の王に選ばれたのでしょうか?」

宗「、、、、は?」

あ「、、、え?いや、、、その、、、、、、純粋になんでだろうなって思ったのですが、、?」

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ミリア - すごく面白くっ大好きな作品でした。これからも頑張ってくださいね。 (2017年6月27日 19時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
フロウリア(プロフ) - ありがとうございます!!こんな駄作ですけど、、、!これからも頑張っていくのでよろしく御願いします! (2013年11月29日 4時) (レス) id: f6e1333f68 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 頑張ってください! 応援してます!! (2013年11月28日 20時) (レス) id: b08a18f86b (このIDを非表示/違反報告)
フロウリア(プロフ) - ありがとうございます!!テストがあり、最近は更新できないのですが、、、これからも頑張っていくのでよろしく御願いします! (2013年11月27日 20時) (レス) id: f6e1333f68 (このIDを非表示/違反報告)
伊沙羅 - 凄く面白いです!!続き期待しています!! (2013年11月27日 19時) (レス) id: 0cf4c88543 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年10月26日 13時

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