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第十八話 ページ21

少女「、、、、櫛菜アンナ。」

あ「え、、、?あ、ああ、、、、。名前か!!えっと、、、、、、私は朱雀Aだよ。」

ア「、、、スザク?」

あ「そう!珍しい名前だよね!!
  不死鳥とか、火の鳥っていう意味があるんだよ?」

ア「、、、不死鳥、、火の鳥、、、、、、スザクってよんでいい?」

あ「もちろん!!私も、アンナってよんでいい?」

ア「うん。、、、、あのね、私と一緒に遊んでくれる?」

あ「、、、一人なの?」

 アンナという子はうなずいた。

あ「そっか、、、、じゃあ、何して遊ぶ?」

ア「え、、、えっとね、、、、、、まずはね、、、、、。」

 アンナは嬉しそうだった。

 それから、私とアンナはブランコを押しあったり、砂遊びをしたりした。

 子供じみているようだが、楽しかった。

 その時、なんとなく気になったので、あることを聞いてみた。

あ「そういえばさ、、、、アンナは赤色が好きなの?」

 アンナは、ビクッと体をふるわせた。

ア「、、、私には、赤色しか見えないの。だから、赤色しかわからないの。
  、、、、、、、、、、、、、、、、、だから、赤色が好き。」

あ「、、、そっか、、、、、、、、なんかごめん。変なこと聞いて。」

ア「別に、平気。」

 アンナは、常に無表情だった。

 だが、時々見せる無邪気な表情がある。

 それは、とても微笑ましいものだった。




 いつの間にか時間が過ぎ、時計の針は4時を指していた。

あ「もうこんな時間だね。よかったら、家まで送っていこうか?」

ア「うん。」

 公園から出て道路の角を曲がると、思いもよらなかった人たちがいた。

男1「やあっと出てきたか。待ちくたびれたぜ。」

男2「久しぶりだなあ?てめえ、どこぞのストレインだか知らねえが、、、覚悟しろよ?」

 話からするに、そこにいたのは私が炎をぶつけてしまった人たちの仲間だろう。

 まずい。

 アンナを巻き添えにするわけにはいかない。

 どうすればいいか考えていると、アンナが服の裾を強く握りしめ、震えているのに気が付いた。

男3「、、、ん?お、、、おい!!このガキ、吠舞羅のメンバーの奴じゃねえか!!」

男4「マジかよ!?」

 ガキというのはアンナのことだろうか?

 吠舞羅という言葉が出てきた途端、アンナがさらに震え始めた。

 私がいつまでも立っているままだからだろうか、
 、、、、男の一人がポケットからあるものを取り出した。

 それは、拳銃だった。

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ミリア - すごく面白くっ大好きな作品でした。これからも頑張ってくださいね。 (2017年6月27日 19時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
フロウリア(プロフ) - ありがとうございます!!こんな駄作ですけど、、、!これからも頑張っていくのでよろしく御願いします! (2013年11月29日 4時) (レス) id: f6e1333f68 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 頑張ってください! 応援してます!! (2013年11月28日 20時) (レス) id: b08a18f86b (このIDを非表示/違反報告)
フロウリア(プロフ) - ありがとうございます!!テストがあり、最近は更新できないのですが、、、これからも頑張っていくのでよろしく御願いします! (2013年11月27日 20時) (レス) id: f6e1333f68 (このIDを非表示/違反報告)
伊沙羅 - 凄く面白いです!!続き期待しています!! (2013年11月27日 19時) (レス) id: 0cf4c88543 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2013年10月26日 13時

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