風邪 1 ページ20
.
唾のむと痛む喉
『風邪ひいたかな』
こんな時に限って撮影日。既にスタジオ入りしていて衣装も着てる
とりあえず水を口に含む
『いたっ…』
樹｢どしたの｣
『なんでもない』
樹｢ふーん｣
『いいねその衣装』
樹｢ほんと？｣
『似合ってるよカッコいい』
樹｢Aもね｣
『ありきたり』
樹｢あんま無理して喋んな｣
『え？』
樹｢のど、痛てーんだろ｣
『なんでわかるの…』
樹｢何年一緒にいると思ってんの笑｣
『樹にはしられたくなかった』
樹｢俺だけには教えとけよ｣
『撮影遅らせるわけにはいかないからさ』
樹｢家帰ったらすぐ薬飲めよ｣
『うん』
頭をサラっと撫でたあとヘアメイクをしに立って行ってしまった
しばらく携帯で写真整理とかしてた
北人｢風邪｣
『ん？』
北人｢樹から聞いた。喉痛いんでしょ？｣
『樹…』
北人｢心配してんだよ今日も一日撮影だからね｣
『うん』
北人｢これ着せといてくださいって樹から｣
『ありがとう…』
北人｢じゃ、俺もそろそろメイクだから｣
無造作に畳まれた樹のパーカー
10月に差し掛かったところなのに外はまだ暖かいはずなのに、風邪だからって厚着させようとする
『寒くないのに…笑』
後で悪化してから
｢だから言ったじゃんばか｣
｢ほんとアホ体弱いんだから｣
って言われそうだし大人しく言うこと聞いておこ
樹｢A…！A…！！｣
『……ん…？』
樹｢撮影始まるよ｣
『あ、ごめん、』
樹｢疲れてる。ぐっすり寝てたよ｣
『樹のパーカー暖かいから笑』
樹｢俺貸したっけ？別にいいけどってか逆に着ててほしいけどさ｣
『樹がお兄ちゃんに渡したんじゃないの？』
樹｢あー、見てあの顔。自分の渡すの小っ恥ずかしかったんじゃない？北人さん｣
『ニヤニヤしてるし』
樹｢暖かいでしょ？それ｣
『うん樹の匂いするし』
樹｢へんたい｣
『どっちがよ』
陣｢イチャコラしとらんと始まんで〜｣
『これ脱がなきゃダメ？』
樹｢そりゃあね笑気に入った？｣
『うん。暖かいし落ち着く』
樹｢脱いだら寒いの？｣
『寒くなってきた。』
樹｢俺ら暑いくらいだよ。陣さん見てみなあっせだく｣
『私だけじゃん』
樹｢病人だからね｣
『しょうがないか…脱ぐよ』
樹｢あー、待ってて｣
『え？あちょっと樹？』
小走りでスタッフの所に行っちゃった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かれんちゅ・うちなーんちゅ(プロフ) - 質問です！小説の中のモバイルで使われている写真はどこで調べてますか？ランさんが載せている写真みたいな綺麗な写真がなくて…なんて検索しているかも教えていただけると嬉しいです。作品を更新中なので教えて欲しいです (2019年10月22日 21時) (
レス) id: a8573e1dee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラン | 作成日時：2019年9月1日 23時
