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『ふぅ〜、やっと終わった。』
放課後、今日が日直だった私は
教室で学級日誌を書いていた。
この学校無駄に学級日誌に書く量が
多いんだよな〜。
普通は時間割書いて今日の感想を
書いて終わりなんじゃないの？
なのになんでうちの学校は
各授業ごとの感想まで書かなきゃいけないの？
もうちょっとは負担を軽くしてよ、。
ただでさえ日直は各授業ごとで
準備があったら先生のお手伝いしなきゃいけないんだから、。
そう思いながら自分の書いた日誌を
読み直してパッと外を見ると、
体育の時の空が考えられないほどどんよりしてて
雨が結構降っていた。
『最悪、今日傘持ってきてない。』
まぁ多少濡れて帰っても
すぐにお風呂に入れば体温まるしいっか。
そう思って職員室に日誌を出して
靴箱に行って靴を履き替えていると、
背後から“A先輩！”と呼ぶ声が聞こえた。
『この声は、颯太くんかな？』
颯「はい！あってますよ〜。」
声を掛けてきてくれたのは委員会が同じで
仲良くなった颯太くん。
私の方が先輩なのにしっかりしてて、
関西出身だからすっごい面白くて優しいから
委員会ですぐに仲良くなれて
それから何かと声を掛けてくれる。
私の大事な後輩。
『今日、慧人くんは？』
颯「慧人は用事あるから〜。って先帰りました。笑」
『そっか。笑』
颯「で、A先輩傘持ってきてますか？」
『それがね、家に置いてきちゃったの。笑』
颯「だと思ってましたよ〜！
僕持ってきてるんで一緒に使いましょ！」
『い、いやいや！私は全然大丈夫。
颯太くん１人で使って？じゃあね！！』
そう颯太くんに言って靴箱を飛び出した。
だってだって相合傘なんてやったことないし、
普通にさらっとあんなこと言う颯太くんに
少なからずドキッとしてしまった
自分がいたんだもん。
走って帰ったからいつもよりは早く家に
着いたけど、家に着いた頃には
全身びしょぬれになっていた。
この後は何も予定が無いからと
すぐにお風呂に入った。
お風呂から出てリビングに向かう途中に
胸にチクッとする痛みが走った。
この時の私は雨に打たれたから
風邪でも引いたんだろう、そう思って
あまり深く考えずにそのまま
ソファで寝てしまった。
後々、これが大きな壁になるとは知らずに。
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あやめ(プロフ) - 続き待ってます！！ (2020年5月16日 22時) (
レス) id: 3b4f3f08a1 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» うわぁ本っ当に嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2020年4月15日 11時) (レス) id: 119aea2332 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - Ｙさんの作品、めっちゃ面白いです！！Ｙさんの作品って知らなくてもなぜか読んじゃうって言う。これからも応援します！ (2020年4月15日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y | 作成日時：2020年4月14日 17時
