#31 ページ32
・
北「Aちゃん。」
『あ、吉野先輩。』
屋上に入ってきたのは
今私が一番呼びたかった人物だった。
北「壱馬、寝ちゃった?笑」
『はい、本を読んでる途中に。笑』
北「また読んでたんだ。笑
だいたい寝落ちするときは本読んでる時なんだよね。」
『そうなんですか?笑』
北「うん。笑
ね、ほら見て。笑」
『ふふっ。笑』
吉野先輩の方を見ると壱馬先輩の鼻を
ぶた鼻のようにして遊んでて思わず吹き出してしまった。
北「Aちゃんさ、なんか丸くなったよね?」
『え、太りましたか?』
北「違う違う。笑
前まではすっごい俺らのこと嫌ってたじゃん??
でも今は何て言うかまぁ普通に接するようになったなって。」
『、、、っ。』
北「もしかしてさ、壱馬のこと好きになった?」
『ぇ、、、。』
北「あ、図星だ。笑」
『すごいですね、吉野先輩は。笑
でも、私が好きになったところで付き合えないことくらい
分かってるんで叶わない恋なんですよ。笑』
北「ん〜、そんなこと無いと思うけどなぁ。笑」
『え?』
北「幼馴染の勘ってやつ?笑
Aちゃんなら絶対壱馬と上手くいくよ。」
『でも私は、川村先輩にとっては
ただの言いなりに過ぎないですし、、、。』
北「それを変えるのがAちゃんだよ。
壱馬を守ってあげてね。」
『、、、はぃ。』
あまりに吉野先輩が真剣な顔で言ってきたから
“はい”としか言えなかったけど、
守ってあげてってどうゆうことなんだろ。
それからはそのことで頭がいっぱいだった。
・
876人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやめ(プロフ) - 続き待ってます!! (2020年5月16日 22時) (レス) id: 3b4f3f08a1 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» うわぁ本っ当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2020年4月15日 11時) (レス) id: 119aea2332 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - Yさんの作品、めっちゃ面白いです!!Yさんの作品って知らなくてもなぜか読んじゃうって言う。これからも応援します! (2020年4月15日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Y | 作成日時:2020年4月14日 17時