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壱馬 side
走り続けて30分くらいが経った。
それでも全然Aを見つけられなくて
だんだんイライラしてきた。
壱「あぁくそっ、何でいないんだよ!」
大声で言ってもAが肩をびくつかせながら
出てくる気配はない。
ちっ、何で俺はこんなにもあんな陰キャのやつの
為に必死にならなきゃいけないんだよ。
どっかで頭打ったのか?
それともどっかの顔も知らない奴と
脳みそでも交換した?
でないとAに対しての行動は
今までの俺からじゃ想像できない。
まさか、北人が言ったように俺はAのこと
好きになったのか、?
いやいや、もうとっくの昔に
誰かを好きになるなんて気持ちは捨てた。
俺は不幸になるべきなんだよ。
そう、あいつはただの俺のいいなり。
それ以上でもそれ以下でもない。
そんな関係のままでいいんだよ。
するとその時、誰も目につかないような奥の方の路地から
“やめて!!”
という聞き覚えのある声が聞こえた。
俺はその声がした方へ無我夢中に走った。
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あやめ(プロフ) - 続き待ってます!! (2020年5月16日 22時) (レス) id: 3b4f3f08a1 (このIDを非表示/違反報告)
Y(プロフ) - 亜嵐LOVEさん» うわぁ本っ当に嬉しいです!!ありがとうございます!! (2020年4月15日 11時) (レス) id: 119aea2332 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - Yさんの作品、めっちゃ面白いです!!Yさんの作品って知らなくてもなぜか読んじゃうって言う。これからも応援します! (2020年4月15日 7時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Y | 作成日時:2020年4月14日 17時