岩田先生 ページ12
Aside
美初「パパ！」
剛典「え！！」
19時30分
美初ちゃんの声に異常なほど反応する、岩田先生。
……昨日気持ち伝えたからいいけど
もし伝えてない時だったらどうしてくれるの、もう。
広臣「ごめん、やっぱ最後になっちゃったわ。」
そう言って微笑む登坂さんと、
それを見てニヤニヤする岩田先生。
……ほんとやだ。笑
剛典「臣さん遅いっすよ！」
広臣「なに？いっつもそんなこと言わねえじゃん。」
剛典「待ってたんすから〜ずっと！」
広臣「え？がんちゃんが？」
剛典「いや俺じゃなくてぇー…」
そう言いながら、わざとらしく私をチラ見してくる。
広臣「……なんなの？笑」
A「なんでもないですっ！み、うちゃん！帰ろう！」
焦ってる私見て、カタコトじゃん！って笑う岩田先生。
っもーー、むかつく！！！笑
美初「……こぼれたー」
A「わあっ、」
ちょっと目離してる隙に、水筒のお茶こぼしてるし！
もー、手のかかる人が多すぎる！
広臣「うわ、ちょ…タオル！」
A「わたし取ってきます！」
教室から出て、ランドリールームへ急ぐ。
タオル取って美初ちゃんの元に戻って
濡れてる床を綺麗に拭いた。
A「……これ、洗っておいてくださいね！」
濡れたタオルを岩田先生に無理やり渡して、
登坂さんと美初ちゃんと、3人で園を出た。
やだーってすごい騒いでたけど、無視ですっ。笑
車に乗り込むと、電池が切れたように眠っちゃった美初ちゃん。
今日はずいぶん、はしゃいでたもんね。
広臣「……がんちゃんから、チクられてるよ。笑」
A「え？」
信号で止まった車。
突然そんなこと言い出す。
A「チクられてる？」
広臣「……Aちゃんの好きな人って、臣さんっすよ！…って言われた。笑」
A「うそっ、」
広臣「ほんと。笑」
タオル取りに行った時だ…
い、岩田のヤローー！！！！
A「絶対言わないって約束したんですよっ」
広臣「本人には絶対内緒っすよ、って言ってた。笑」
A「ありえない…」
肩を揺らして笑う登坂さん。
……ほんとに、恥ずかしい。
広臣「…まあ、いいんじゃない。ほんとのことでしょ？」
余裕な顔。
はいって答えることしかできない私は、
やっぱりまだ子どもだ。
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サチ子(プロフ) - また読み返しに来てしまいました！！(Ｔ＿Ｔ）ほんとに胸が苦しいです！！ (2020年3月21日 23時) (
レス) id: fb6b5ddadd (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ(プロフ) - 胸がギューって！泣きました｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡きなこさんの書かれる作品が全部大好きです！！ (2019年6月11日 1時) (レス) id: 44dc35a9cd (このIDを非表示/違反報告)
てんてん(プロフ) - やーーーもう大好きいいいい (2018年9月11日 0時) (レス) id: 0b218eaa27 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - みゆちゃんがママっていう瞬間が見たいです（；＿；） (2018年7月16日 1時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
白猫とみせかけてアルビノの黒猫(プロフ) - 探し回って結局たどり着くのはここでした、☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ありがとうございます！ (2018年7月15日 2時) (レス) id: 18a6a661ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2015年10月1日 22時
