プレプロポーズ【登坂広臣】2

幸せ ページ1

Aside









美初「Aせんせいっ、みつあみは？」


A「ん？みつあみはね…」








登坂さんのいない、土曜日。





わたしも仕事休みで、どうせ家にいるから

美初ちゃんとお留守番してるの。







今は美初ちゃんと、お人形さんで遊んでます。








A「はいっ、どう？」

美初「かわいいっ」





お人形さん、ぎゅーって抱きしめてる美初ちゃん。



美初ちゃんのほうが可愛いからっ！笑







美初「パパもね、すっごくじょうずなんだけどね、Aせんせいもじょうず。」



A「へえー、パパもできるんだ。すごいね？」


美初「うんっ。パパ、すごいよ。」






美初ちゃん、パパの話になるとすぐ笑顔になる。






この前登坂さん、

すごく責任感じてるみたいだったけど…



美初ちゃんは、パパといられて素直に嬉しいんじゃないかな。





って、わたしは思う。









美初「……パパ、まだかなあ。」



A「うーん。もうそろそろじゃないかな。」







窓の外はだんだんと暗くなってきて、

時計は17時を示してる。






夕方には帰るって言ってたから、きっともうすぐだ。







A「よしっ、先生晩ごはん作るね？」


美初「なにつくるの？」


A「今日はハヤシライスでーす。」







言うと、やったあって喜ぶ。






そんな姿見ながらエプロンつけて、キッチンに立った。







30分くらい経ったとき

インターホン鳴って登坂さんが帰ってきて。





美初ちゃん、すごく嬉しそう。







広臣「なに作ってんの？」


A「ハヤシライスですっ」


広臣「ハヤシライス？よっしゃ！」







3歳の美初ちゃんと、同じ反応。笑



親子だな、ほんとに。笑









A「まだ時間かかるので、先にお風呂入ってきてください！」


広臣「おっけー。」









美初ちゃん連れて、お風呂場に向かった登坂さん。






……幸せだな。

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