罪悪感 ページ2
.
亜嵐「Aちゃん、おはよ。」
次の日の朝
学校の最寄りの駅前で、白濱先輩と待ち合わせしてた
声をかけられて振り向くと
キラキラ、眩しい
そんな白濱先輩
心臓が、ギュって痛くなる
罪悪感みたいな この感じ
…いつか、消えてくれるかな
A「…おはようございます。」
亜嵐「今日涼しいね。」
A「…もう、すぐ 冬が来ますね。」
冬になったら何しよっかって
先輩が言った
何しようって考え込んだら
先輩は少し笑って、まあ一緒にいられたらいっか、って呟いた
うんって、言えないまま俯くわたしと
そんなわたしに気付かないふりをする先輩
お互いが、わかってる
こんなの恋人じゃない
亜嵐「……玲於に、言うよ。Aちゃんと付き合ってるって。…いいよね？」
そのとき、不意にそう言った先輩
見上げたら
大きなその瞳に、ちゃんとわたしが映ってて
A「…わたし、もう言いました。」
亜嵐「…え？」
A「……白濱先輩と付き合うことになったって、言いました。」
大きい目をさらに大きくさせた先輩は
そっかって呟いたあと、ふわって笑って
亜嵐「……すぐにじゃなくていいし、無理させるつもりはないけど…うん、…俺のこと、好きになって。」
そんな言葉
…好きになって、なんて 生まれて初めて言われたよ
頷いたら、一回 ぽんって頭に手置いたあと
行こっかって また歩き出した
白濱先輩のとなりにいると
自分が自分じゃないみたいに思う
良いことなのかは分からないけど
ここにいたら、わたし、何もできない
何もしなくて良いよって
そう言われてるみたいで
亜嵐「じゃあ、また昼にね。」
A「はい。」
階段の下で先輩とわかれて
ひとり、教室まで歩く
ああ、マユちゃんになんて言おうかな
どこから説明したらいいかな
マユ「A〜！」
そのとき、後ろから聞こえたマユちゃんの声
振り向くと、手を振りながら走ってきて
A「びっくりした、おはよう。」
マユ「おはよ！Aと白濱先輩が歩いてるの見えてさ、走ったけど追いつかなかった。笑」
A「あ、そうだったんだ。」
…待ち合わせしてたのは、バレてないみたいだけど
お昼までにはどうせ言わなきゃいけないし
怒られるの覚悟で、口を開いた
A「あのねー…マユちゃん、」
マユ「ん？」
A「…実は、ちょっと色々あってね。」
マユ「え、うん。」
A「……白濱先輩と、付き合うことになった。」
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宇宙(プロフ) - きなこさんの作品全て素敵で何回も読み直しています！きなこさんのペースでお話の更新、待ってますね！！暇なときにでも近々今のきなこさんの気持ちや雑談などだけでも更新してくれたら嬉しいです(*´-`)！ (2018年10月4日 22時) (
レス) id: 4ccc9e8f19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんの書く隆二くんは私の大好きな隆二くんです(*´ω`*)きなこさんの書く隆二くん、臣、亜嵐くん、それから佐野先輩と夢主ちゃんが大好きです。 (2018年10月2日 0時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
きょーか(プロフ) - 亜嵐くんメインのお話も読んで見たいです (2018年8月29日 2時) (レス) id: 9ffd19f65a (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃん。 - ひとつしかお話がない、隆二くんのお話もまたみたいなあって思ってます (( 小声 )) 毎回毎回 長文でコメントしてしまってほんとにごめんなさい(＞＜)、、 (2018年8月16日 15時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃん。 - れおくんのお話を書くのはきなこさんじゃなきゃやだってぐらい きなこさんの書くれおくんが好きです、(笑)多分他のメンバーもみんなです(笑) ただの登場人物って感じじゃなくて、その人そのものをみてる感じがして、本物感ってゆうんですかね？(笑) ん〜好きです、笑 (2018年8月16日 15時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2018年7月27日 22時
