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夢? ページ6





マユ「A、起きて〜、A!」


そんな声で、夢から現実に引き戻された
目を開けたら、マユちゃんが目の前にいて


マユ「おはよう。」

A「…あれ?…寝てた?」

マユ「うん。みんな寝てた。笑」

亜嵐「やっぱ一日中遊んだあとのカラオケオールは無謀だったね。笑」


そう言って笑う白濱先輩
窓の外、明るくなってた
…もう朝だ

隣、佐野先輩 ソファーに寝転んですーすー寝息立ててて
…あれ?
夜、わたしの肩にもたれて寝てたのは
亜嵐くんとは付き合っちゃだめだよって
言ったのは


A「……夢?」

マユ「え?なにが?」

亜嵐「マユミ、玲於も起こして。もう部屋出なきゃなんねえから。」

マユ「あっ、うん。佐野先輩!起きてくださーい。」


マユちゃんに起こされた先輩
子どもみたいに、んーって声出して、ごしごし目こすってる


玲於「…うわー…おれ寝てた?」

マユ「ぐっすり。」

玲於「ふは、マジか。」

マユ「もう部屋出なきゃいけないらしいから、そのへん片付けてください。」


テーブルの上には
昨日買ったおみやげが散乱してる
それを袋に入れ直す先輩の横顔見つめていたら
なんだよって不機嫌そうに言われた

…夜のあの空気感は
一体なんだったんだろ…
先輩といると、突然ああいうふうになるから困る
いつもは友達みたいなのに
絶対片思いだって思うのに
ほんとに突然、男の人だって意識するし
先輩だってわたしに、気あるみたいなこと…


亜嵐「Aちゃん!出るよ〜」

A「あっ、はい、」


白濱先輩に呼ばれて、慌てて立ち上がる
携帯の画面で前髪整えて
そのとき映った顔、すごく疲れてた
…早く帰って、ちゃんと寝よう


玲於「…Aの寝る時のクセ知ってる?」

A「え、」


エレベーターの中
いたずらっ子みたいな顔で、突然そんなこと言った先輩
知らないよって笑ったふたりに
満足そうに口を開いた


玲於「あのね、唇もにょもにょすんだよ。」

亜嵐「もにょもにょ?笑」

玲於「うん、なんかね、」

A「さ、佐野先輩、」

玲於「なんかね、こう…わかる?こんな感じ。笑」

マユ「あは、そうなんだ。」

玲於「かわいーよね、赤ちゃんぽくて。」


か、かわいい!?
一気に顔赤くなっちゃって、隠すのに必死
かわいいって!
安売りしちゃダメだよ!


マユ「見たんですか?昨日?」

玲於「うん。バッチリ見た。」

A「…ほんとイヤ。」


佐野先輩だけには
寝顔、絶対見られたくなかったのに

ありえないこと→←りんごジュース



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maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩!!何してんのーー!!! (2018年8月5日 7時) (レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません!笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね! (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください! (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2018年6月16日 21時

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