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お昼 ページ7





亜嵐「ちょうど4人席だからいいよね。」

マユ「うわー、白濱先輩使える!」

亜嵐「使えるっていうのやめなさい!笑」


4人でカフェに移動すると
端っこの丸テーブルに、ペットボトルが2本置かれてて
…うわあ、ずる
朝から席取りしてたんだ


亜嵐「あー俺のコーラ盗まれてない!よかったー。」

玲於「俺のウィルキンソンちゃんも無事。」

亜嵐「昨日のカフェオレ盗んだヤツぜってー許さない。」

玲於「あれヤバいよね、飲みかけだったのに。笑」

亜嵐「誰かが俺と間接ちゅーしたってことでしょ、ほんと誰?笑」


けらけら笑ってそんなこと話してるふたりを見ながら、どこ座ろう、って 悩む
そんなわたしに気付いたマユちゃん、そっと椅子引いてくれて、座りな?って
優しいな、助かった

失礼します、なんて呟きながら座ったら
マユちゃんが隣に座ってくれて、その隣に、白濱先輩
その隣、つまり、わたしの隣に、佐野先輩
ふわって、誰かの香水の匂いがした
誰のだろう、佐野先輩?白濱先輩?


マユ「A、お弁当?」

A「あっ、うん。」

マユ「そっか、わたし無いから、売店行ってくる。」

玲於「あー俺も。」

マユ「あ、じゃあ一緒に。白濱先輩は?」

亜嵐「俺パン買ってるからいい。」


そんな会話のあと
売店に向かう、マユちゃんと佐野先輩
わ、白濱先輩とふたりだ
緊張する…けど、白濱先輩は、優しいから平気


亜嵐「お弁当、お母さんが作ってくれたの?」

A「いや、あの、自分で。」

亜嵐「えー!すげえー。あ、もしかして一人暮らし?」

A「いえ、実家です。新井塚から15分くらいで。」

亜嵐「あっそうなの?玲於も同じ駅だよ。あいつは一人暮らしだけど。」

A「そうなんですか?」

亜嵐「うん。実家近いくせになんでか一人暮らし。」

A「…白濱先輩は?」

亜嵐「俺は実家!でもAちゃんちとは反対方向かな。」

A「じゃあ、マユちゃんと近い?」

亜嵐「うん、まあ、駅は違うけどね。」


ふうん、って頷きながら
ちらっと売店を見る
マユちゃんと佐野先輩の後ろ姿が見えて
何か喋ってるみたい
…マユちゃん、ほんとにすごいな
誰とでも仲良くなれるんだ

5分後戻ってきたふたりは、ほんとにちゃんと仲良くなってて
ちょっと身が引ける


玲於「てかマユちゃんめっちゃ背高くね、俺らやばくない?笑」

亜嵐「いや俺巻き込まないで。笑」


…マユちゃん、だって
わたしの名前は、覚えてないくせに


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ゆづき(プロフ) - きなこさん、初めまして!だいぶ時間が経っていて、もうコメントを見ることはないかもしれませんが、、とてもキュンキュンして、人間の小さい心の動きをうまく言葉に起こしている部分に特に感動しました!♡2章も楽しんで読ませていただきます! (6月7日 22時) (レス) @page50 id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
kaoris10(プロフ) - お気に入り登録してます!毎度ウルウルです!塩な彼氏と〜のパスワード教えて頂きたいです! (2020年2月14日 23時) (レス) id: 9b17de759e (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - とても面白いです!(T^T)更新待っています! (2019年2月16日 2時) (レス) id: 3b0746b685 (このIDを非表示/違反報告)
saeco10(プロフ) - また一話から読み返しています。もう何回目?って言うくらい読み返しているのに、また切なくて泣いてしまいます。この物語のチカラに驚いております。 (2019年1月23日 1時) (レス) id: eef139c402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 久々のきなこさんのお話し、今回も楽しく読ませていただいております!今後の展開もとても気になるところです。きなこさんのお話を読んでると純粋に人を好きになって恋をしたくなります、、それくらい素敵なお話しをありがとうございます! (2018年5月7日 21時) (レス) id: 97c32faec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2018年4月21日 21時

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