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ちっちゃい ページ17





玲於「え?弁当?自分で作ってんの?」

A「はい、でも今日はちょっと手抜きで…」

玲於「手抜き?それが?」

A「だって、冷凍食品使っちゃったから。」

亜嵐「いや冷凍食品なんて使ってナンボでしょ!」

マユ「高校の時のわたしのお弁当、全部冷凍食品だったよ?」

亜嵐「全部はやべえ。笑」


50分間の昼休み
わたしの人生で、まさか男の人と一緒に過ごすことになるなんて…
ママに言ったらびっくりしちゃうだろうなあ


亜嵐「Aちゃんいいコね〜」

玲於「うわ、亜嵐くんの赤ちゃん言葉めっちゃムカつく。」

亜嵐「いいコいいコしたげよっか!」

A「え、笑」

玲於「もー相手にしなくていーって。」

亜嵐「こらっ、れおちゃんそんなこと言わないの!」

マユ「…白濱先輩のそういうノリ全然変わってない…」

玲於「ね、わかる?女のコたちドン引いてるから。」

亜嵐「そんなことないもんね〜、Aちゃんは俺が何しても笑うもんね〜。」


やばいコレ
ノリ的に絶対笑っちゃダメなやつだ
思うのに、どうしても笑っちゃう
だって ヘンな顔してるもん!


玲於「あーあーもうAちゃん幼稚園生だから。ツボ浅い。」

A「よ、幼稚園生!?」

玲於「幼稚園生でしょ。こんなちっこいし、お弁当たこさんウインナー入ってるし。」

A「たこさんは彩り良くするために入れてるだけですもん。トマト食べられないから…」

玲於「あ!ほら、トマト食えねえなんて幼稚園生でしょ。やっぱ。」

マユ「うわあ、ちっちゃいものクラブが騒いでる。」

玲於「……マユちゃんあのね、俺先輩!」

マユ「でもちっちゃいじゃないですか。わたしより。」

玲於「え、何センチ?」

マユ「169です。」

亜嵐「あっぶねー!俺173!」


嘘だろ、って
頭抱えてる先輩
わたしもびっくりだよ、マユちゃんそんなに高かったんだ


玲於「…お前は?」

A「…152。」

玲於「うわ、チビじゃん。」

A「先輩は?」

玲於「…170。」

A「…え、絶対サバ読んでる…」

玲於「はあ!?読んでねえよ。」

マユ「えー先輩165くらいかと。」

亜嵐「いやもうちょい…167とか?」

玲於「ひでえ…」

マユ「ま、そういうことなので。ちっちゃいもの同士、仲良くしてくださいね。」


そんな言葉にちらって佐野先輩を見ると
すっごい嫌そうな顔で睨んできて

これは、仲良くなったって言っていいのか
わかんないけど
いろんな意味で、距離は近くなった
…気がする


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ゆづき(プロフ) - きなこさん、初めまして!だいぶ時間が経っていて、もうコメントを見ることはないかもしれませんが、、とてもキュンキュンして、人間の小さい心の動きをうまく言葉に起こしている部分に特に感動しました!♡2章も楽しんで読ませていただきます! (6月7日 22時) (レス) @page50 id: bfb37b3d55 (このIDを非表示/違反報告)
kaoris10(プロフ) - お気に入り登録してます!毎度ウルウルです!塩な彼氏と〜のパスワード教えて頂きたいです! (2020年2月14日 23時) (レス) id: 9b17de759e (このIDを非表示/違反報告)
涼香(プロフ) - とても面白いです!(T^T)更新待っています! (2019年2月16日 2時) (レス) id: 3b0746b685 (このIDを非表示/違反報告)
saeco10(プロフ) - また一話から読み返しています。もう何回目?って言うくらい読み返しているのに、また切なくて泣いてしまいます。この物語のチカラに驚いております。 (2019年1月23日 1時) (レス) id: eef139c402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 久々のきなこさんのお話し、今回も楽しく読ませていただいております!今後の展開もとても気になるところです。きなこさんのお話を読んでると純粋に人を好きになって恋をしたくなります、、それくらい素敵なお話しをありがとうございます! (2018年5月7日 21時) (レス) id: 97c32faec9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2018年4月21日 21時

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