2時間後 ページ41
Aside
玲於「え!マジ?いつから?いつまで?」
ユリ「小4からです、今も一応サークル入ってて。」
玲於「うわ結構本格的じゃん!」
飲み進めること早2時間
ユリさんが、お仕事何されてるんですかって聞いて
玲於くん、あー…って少し渋ったあと、ダンサーです、って答えた
彼氏がダンサーって、女の子からしたらすごく不安なことだけど
まあ、本当のことを言うにはわたしも少し早い気がするし
実際、ダンサーって、嘘じゃないし
そしたらなんと、ユリさんもダンス経験者だったの
いま、その話ですごく意気投合してる
わたしダンスしたことないから
会話には入れないけど…
ユリ「あー、ダンサーさんだから、体格良いんですね。」
玲於「ああ、まあね。」
ユリ「すこいですね、ジムとか結構行かれてるんですか?」
玲於「うん、できるだけ毎日行くようにしてる。まあ、これが仕事だし。」
ユリ「そうなんですか、わたしも一時期ジム行ってたんですけど、ついついサボっちゃって。」
玲於「いやまあ、女の子はいいよ。べつに。Aだってね、家でいっつもポテチ食いながらごろ寝してるし。」
A「ちょ、いいよべつに言わなくて。」
玲於「事実じゃん。マジでいつかブタになるよ。」
A「…うるさいなあ。」
ユリ「あは、そっか、ふたり一緒に住んでるんだよね。」
玲於「いやもう、一緒に住んでるっていうか、置いてあげてる、って感じ。」
A「…はあ、聞いてくださいよユリさん。わたしがバイト辞めるの、このひとのせいなんですよ。」
ユリ「え?笑」
A「わたしがいなきゃ何もできないんです。」
玲於「いや待って、それ俺のセリフね。ベッド組み立ててあげたし、ソファーで寝てるお前のこと運んであげたし。」
それは男のコだから!って言うと
つまり俺が必要なんでしょ?って
またいつもの癖で言い合いしてたわたしたちを見て
ユリさん、あははって綺麗に笑った
ユリ「ほんと、仲良しなんだね。見てて楽しい。」
A「ちょ、やめてください。ほんとに困ってるんです。シスコンだし。」
玲於「じゃあ俺がシスコンになんないでいいようにお前がしっかりしろよ。」
A「してるよ!」
ユリ「ふふ、羨ましいな、幼なじみでそんな仲良しなの。」
A「全然仲良しじゃないです。」
玲於「うん、こんなヤツ放っといて飲も、ユリちゃん。」
くそう
ユリさんにだけ すこく優しい
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夕凪(プロフ) - まだ、酔っ払いまでですが本当に面白くて今からキュンキュンしてて、心臓が足りません!笑笑 (2018年6月18日 12時) (レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - きなこさんの小説ほんとに好きで読ませもらってます!!臣くんのやつも読みましたがほんとにドキドキして面白かったです!臣くんの小説違うバージョンも作って欲しいです!これからも頑張ってください! (2017年12月29日 20時) (レス) id: bde81dd030 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 私、きなこさんが書くお話がすごく好きなんです!更新、楽しみにしてます(*^^*) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 楽しさと面白さの中に悲しさも入っているてんこ盛りの作品ですね!(上からでごめんなさい…)読んでいてとっても楽しいです!これからも頑張ってください! (2017年12月21日 23時) (レス) id: b0b93090e0 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すっごく面白いお話です!どんどん更新してください!お願いします!!主人公が玲於くんを待つところとか、すごく切なくてだんだん泣けてきちゃいました! (2017年12月21日 22時) (レス) id: c8678f2ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこ | 作成日時:2017年12月5日 22時