タイミング良く ページ29
玲於side
13時
スタジオに入ると、すでにメンバーみんな揃ってて
玲於「おはようごさいまーす。」
メン「あーおはよ。」
龍友「遅かったやん。」
玲於「いや今日めっちゃ早起きしてさ、余裕ぶっこいてたらもう12時なってて。」
Aのダラダラ癖がうつった
完全に
あーあってわざとらしくため息つきながら、ジャージに着替える
夕方からの収録があって
だからまあ、今日は終わんの21時くらいかな
メシいらないってホワイトボードに書いてきた
そろそろ始めようかってリーダーの声にみんな頷き、軽いウォーミングアップを終えて 収録に向けてのリハ
裕太くんの指示で何回かやり直して、まあこんなもんかって時計を見たら、もう15時半
相変わらず、踊ってると時間過ぎるの早く感じるな
亜嵐「…どう?Aちゃん。」
シャワーのあと、着替えて駐車場に向かっていたら
亜嵐くんが声を小さくしてそんなこと聞いてくる
玲於「どうって?」
亜嵐「だから、あれじゃん。玲於、紹介したんでしょ?友だち。」
玲於「あー…いや、紹介っつーかさ、写真見せて会ってみてって言ったけど、あいつ、嫌って。」
亜嵐「んーそっか、まあ仕方ないっちゃ仕方ないけどね。笑」
玲於「いやもうだってさ、あいつ面食いなんだよ。ほら、この前見た杉野くんいるじゃん。」
亜嵐「コンビニの?」
玲於「そうそう。あの顔がタイプなんだって。」
亜嵐「あ〜…まあけどさ、Aちゃん可愛かったもん。文句言えない。笑」
玲於「いやそれも分かるけどさあ、顔だけで選んだら大変なことになるって。」
亜嵐「いやてか玲於の友だちどんだけブサイクなの。笑 どんな写真見せたの。笑」
そんなに悪くないと思うけどな、って
言いながら携帯を取り出す
ホームボタン押したとき、画面に表示されてたのは、Aからのライン
A [ れおくん、この前会ってみてって言ってたひと、会ってみようかなーって思ってる。でもれおくんも一緒にね! ]
え、マジ?すげータイミング良いじゃん
玲於「やば、見て。会ってみるって。」
亜嵐「え?……うわすげ、タイムリー。笑」
玲於「ね。かわいいでしょ、玲於くんも一緒にね!だって。」
亜嵐「うわ〜そんな甘々な玲於見たくない。笑」
玲於「亜嵐くんだって弟かわいいって言ってるじゃん。」
いやー、よかった
とりあえず、一歩前進かな
.
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夕凪(プロフ) - まだ、酔っ払いまでですが本当に面白くて今からキュンキュンしてて、心臓が足りません!笑笑 (2018年6月18日 12時) (レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - きなこさんの小説ほんとに好きで読ませもらってます!!臣くんのやつも読みましたがほんとにドキドキして面白かったです!臣くんの小説違うバージョンも作って欲しいです!これからも頑張ってください! (2017年12月29日 20時) (レス) id: bde81dd030 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 私、きなこさんが書くお話がすごく好きなんです!更新、楽しみにしてます(*^^*) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 楽しさと面白さの中に悲しさも入っているてんこ盛りの作品ですね!(上からでごめんなさい…)読んでいてとっても楽しいです!これからも頑張ってください! (2017年12月21日 23時) (レス) id: b0b93090e0 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すっごく面白いお話です!どんどん更新してください!お願いします!!主人公が玲於くんを待つところとか、すごく切なくてだんだん泣けてきちゃいました! (2017年12月21日 22時) (レス) id: c8678f2ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きなこ | 作成日時:2017年12月5日 22時