マオちゃん ページ24
Aside
A「マオちゃん、おはよう。」
マオ「あ、おはよう。遅刻かなって思ってた。」
A「遅刻しそうだった。危ない危ない。」
大学で唯一の友達、マオちゃん
もうひとりの友達は、違う大学
今日も一緒の授業で ふたりで並んで座った
A「マオちゃん、あのさ、おみそ汁の美味しい作り方、教えて。」
マオ「おみそ汁？なに、突然。」
A「ちょっとその、作って欲しいって言われて。」
マオ「え？誰に？え、彼氏できた？」
A「違う違う！えっと、…一緒に住んでるひと。」
マオ「あー…幼なじみの？」
A「そうそう！」
実は、マオちゃんにはちょっとだけ話した
一緒に住んでるのは幼なじみなんだけど
でも詳しくはあんまり言えなくて、って
なんか、色々察してくれてるみたいで 安心
A「それで、わたし ほら、あんまり料理できないから。」
マオ「そうじゃん、今どうしてるの？」
A「うーん、なんとかなってる。でも、そろそろちゃんと料理の勉強したいなあって。」
マオ「偉いね。」
A「頑張る。」
マオ「あの、男？だよね？」
A「うん。」
マオ「それって大丈夫？ごめん、あんまり聞いちゃいけないかもしれないけど、なんかAって心配で。」
…ここでも心配されてる
A「大丈夫、大丈夫。本当にそんなんじゃないの。ちっちゃい時から知ってるひとだし、それに、意地悪ばっかりしてくるから。」
マオ「意地悪？」
A「うん。わたしのことタヌキって言うし。毎朝起きろって怒鳴られるし。」
マオ「…イケメン？」
A「イケメン？…うん、まあ。」
マオ「へーえ。笑」
A「ちょっと、違うよ。全然そんなんじゃないよ。だって、わたしに男の人紹介してくるもん。」
今でもたまに言われる
ねえ会ってみて、って
マオ「うーん…シスコン？」
A「ほんとそうなの。どうしよう？」
マオ「まあ、でも、会ってみてもいいかもね。何事も経験だし。」
A「…経験かあ。」
彼氏持ちのマオちゃんに言われたら、反論できない
ため息つきながら 頭を抱えた
．
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夕凪(プロフ) - まだ、酔っ払いまでですが本当に面白くて今からキュンキュンしてて、心臓が足りません！笑笑 (2018年6月18日 12時) (
レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - きなこさんの小説ほんとに好きで読ませもらってます！！臣くんのやつも読みましたがほんとにドキドキして面白かったです！臣くんの小説違うバージョンも作って欲しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月29日 20時) (レス) id: bde81dd030 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 私、きなこさんが書くお話がすごく好きなんです！更新、楽しみにしてます(*^^*) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 楽しさと面白さの中に悲しさも入っているてんこ盛りの作品ですね！(上からでごめんなさい…)読んでいてとっても楽しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月21日 23時) (レス) id: b0b93090e0 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すっごく面白いお話です！どんどん更新してください！お願いします!!主人公が玲於くんを待つところとか、すごく切なくてだんだん泣けてきちゃいました！ (2017年12月21日 22時) (レス) id: c8678f2ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2017年12月5日 22時
