バイト ページ13
玲於side
そのあと、明日からはちゃんとするって誓ってもらい
仕方なく許してあげることに
ほんとしっかりしてよ
もう大学生でしょ
まあでも、焦げてるとこ以外は美味しかったし
サラダもちゃんと作ってくれてたし
その点は合格
食べ終わったあと俺は風呂に入って
その間にAは食器洗いしてくれてた
タオルで頭拭きながらリビングに戻ると、片付けを終えて ローテーブルで何やら勉強してる姿
玲於「宿題？」
A「あ、あがったの？」
玲於「うん。」
A「宿題っていうかね、今度検定受けるから、その勉強。」
玲於「えーすげえ。」
A「明日はバイトだからする時間ないし、今日しとかないと。」
…バ、バイト？
玲於「お前バイトしてんの？」
A「え？してるよ。笑 じゃないとお金ないもん。」
玲於「いやまって、どこで？何時から何時まで？」
A「…可愛くないから、言いたくない。」
玲於「もういいから何？」
Aの隣に腰を下ろして、軽く尋問
なんだよ、可愛くないって
A「…コンビニ。」
玲於「…いや、コンビニに可愛いも可愛くないもないでしょ。」
A「だってわたし、ほんとはカフェとか雑貨屋さんとかで働きたかったもん。でも、落ちた。」
玲於「落ちた？」
A「面接で落ちた。」
ふふ、笑
なんだその顔、めっちゃおもしろいな
玲於「…で、何時から何時まで？」
A「18時から23時まで。」
玲於「18時から23時？」
A「うん。」
玲於「…辞めてよ、それ、今すぐ。」
A「え、」
玲於「その時間お前いないのはキツい。」
A「…それって…」
玲於「いや違うよ？べつに、お前に会いたいとかいう訳じゃなくて、メシ誰が作んの？誰が洗濯すんの？」
A「…すっごいワガママ…」
眉間にシワよせながら、そんなこと
いやいや
だってそういう条件だったじゃん
A「でも、やだよ。お洋服とかゲームとか、欲しいものいっぱいあるし。」
玲於「…えー…」
A「週4だから、我慢して。」
玲於「週4？無理。」
A「もー。」
玲於「じゃあ分かった。おこづかいあげるわ。」
A「…いくら？」
玲於「…月3万。」
A「…生きていけない。」
玲於「いやバカ、働かずに金貰えんだよ最高でしょ、決まりね。」
えーって駄々こねてるけど
ダメだよ
この家での決定権は、全て俺にあんだから
．
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夕凪(プロフ) - まだ、酔っ払いまでですが本当に面白くて今からキュンキュンしてて、心臓が足りません！笑笑 (2018年6月18日 12時) (
レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - きなこさんの小説ほんとに好きで読ませもらってます！！臣くんのやつも読みましたがほんとにドキドキして面白かったです！臣くんの小説違うバージョンも作って欲しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月29日 20時) (レス) id: bde81dd030 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 私、きなこさんが書くお話がすごく好きなんです！更新、楽しみにしてます(*^^*) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 楽しさと面白さの中に悲しさも入っているてんこ盛りの作品ですね！(上からでごめんなさい…)読んでいてとっても楽しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月21日 23時) (レス) id: b0b93090e0 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すっごく面白いお話です！どんどん更新してください！お願いします!!主人公が玲於くんを待つところとか、すごく切なくてだんだん泣けてきちゃいました！ (2017年12月21日 22時) (レス) id: c8678f2ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2017年12月5日 22時
