期待しすぎ ページ5
玲於side
A『なんでもします、言ってください。』
玲於「…いっこだけだよ。…料理洗濯掃除、それだけ。」
A『…それ、3個じゃない？』
玲於「うるせーな。できんの？できないの？」
A『できます！』
玲於「ほんとかなあ、」
A『ほんと、ほんと！頑張る！』
電話の向こうでケラケラ笑ってるA
その声を聞きながら俺も笑って、じゃあ決まりねって、頭の中で今後のことを考えた
俺の家に居候するって決まったなら
もうこれ以上Aを今の危ない家に置いとく必要はないな
部屋はひとつ空いてるし(今は物置だけど)
家具うちに移すのも面倒だから、もういいや、ベッドくらいは俺がプレゼントしてやろう
どうしよっかな
さすがに今日からは急すぎ？
けど、もしだよ？
もし今日、そのおじさんが訪ねてきたら？
あいつどうせ戸締りもロクにしてないんだろうし
ベランダから忍び込まれたら終わりじゃん
玲於「…あー、お前今どこいんの？」
A「今？家だよ。」
玲於「…鍵閉めてる？」
A「……あ、閉めてないや。」
玲於「…ほんとバカだね。」
今から最後に一回通して
シャワー浴びて着替えて…
玲於「…1時間後、迎えいく。住所ラインに送っといて。」
A『えっ、今日？』
玲於「うん。ちゃんと荷物まとめとけよ。いい？」
A『荷物って、えっと、』
玲於「キャリーケース持ってる？それに入るだけ服入れて…あと何、女の子のイロイロね。」
A『女の子のイロイロ…』
玲於「まあ何かあれば俺が買ってやるから、1時間後だよ、わかった？返事は？」
A『わかった、ごめんね。』
玲於「ん。じゃあまた後で。」
通話を切って、スタジオに急ぐ
遅いよーって座り込んでるメンバーにごめんって頭下げて、リハを再開した
通し終わってシャワーを浴びて
携帯片手に話し込んでるメンバーを横目に、事務所を後にした
裏道でタクシーを拾い、送られていた住所を運転手さんに告げ
早速通販サイトを開く
女の子だしなあ
ベッド、白とかがいい？
うーん、コレかコレだな
それと、確かあいつ怖がりだったから、ライトも買ってやろう
つーかどうする？
とんだ美少女になってたら
同じ家に住むワケだし
俺も色々我慢しなきゃな〜
…なんて
期待しすぎもいいとこだ
．
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夕凪(プロフ) - まだ、酔っ払いまでですが本当に面白くて今からキュンキュンしてて、心臓が足りません！笑笑 (2018年6月18日 12時) (
レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ - きなこさんの小説ほんとに好きで読ませもらってます！！臣くんのやつも読みましたがほんとにドキドキして面白かったです！臣くんの小説違うバージョンも作って欲しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月29日 20時) (レス) id: bde81dd030 (このIDを非表示/違反報告)
kotone(プロフ) - 私、きなこさんが書くお話がすごく好きなんです！更新、楽しみにしてます(*^^*) (2017年12月21日 23時) (レス) id: 8703134089 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 楽しさと面白さの中に悲しさも入っているてんこ盛りの作品ですね！(上からでごめんなさい…)読んでいてとっても楽しいです！これからも頑張ってください！ (2017年12月21日 23時) (レス) id: b0b93090e0 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - すっごく面白いお話です！どんどん更新してください！お願いします!!主人公が玲於くんを待つところとか、すごく切なくてだんだん泣けてきちゃいました！ (2017年12月21日 22時) (レス) id: c8678f2ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2017年12月5日 22時
