玲於くんの部屋 ページ45
Aside
…ダメ
A「おじゃまします…」
玲於「はーい。」
…ダメ
玲於「荷物その辺おいて。」
A「…はい。」
…ダメ
玲於「うわやべーもう2時なりそう。」
A「ほんとだ…」
…ダメ
A「…やっぱりダメだよ！！」
玲於「うわビビった。…なに、うるさいんだけど。」
だってどう考えてもダメ！
好きな人の家に転がり込むなんて
コナンくんでもあるまいし…
なんて思っていたら
玲於「緊張してんの？…まあそっかあ、初めてだもんね？男の部屋泊まんの。」
うっ、わ…
A「…最悪。」
玲於「いやー、まさか経験ないとはね。」
A「…バカにしてる。」
21歳で未経験なんて、誰にも知られたくなかったのに。
玲於「…え、彼氏は？」
A「…専門学校のとき、ひとり。」
玲於「そいつとは何もなかったわけ？」
A「すぐ振られたもん。」
玲於「うっわー、さすが。」
…亜嵐くんは慰めてくれたのに。
くそう。
玲於「…まあいいじゃん？確かにAって汚れてない感じするもんね。」
A「…褒められてるのか貶されてるのかわかんない。」
玲於「もちろん褒めてる。」
絶対ウソだ。
面白がってるもん、顔、ニヤニヤしてるし。
玲於「……風呂、一緒入る？」
A「もお、バカにしないでってば。」
玲於「もお。笑」
笑いながらお風呂場に向かった玲於くん
…はあ、先が思いやられる。
心臓壊れちゃうかも。
キャリーケースのコロのとこ、ティッシュで拭いて
部屋の端っこに置かせてもらった。
…玲於くんの部屋、久しぶりに来たけど
なんにも変わってないな。
最初に来たのは確か、夏頃
小森くんから電話が来て 玲於の家で飲んでるから来ない？って誘われた。
ドキドキしすぎて、何も話せなかったの覚えてるもん。
A「…懐かしー…」
玲於「なにが？」
お風呂掃除して戻って来た玲於くん
洗濯物取り込みながら、そう聞いて来た。
A「…ここに、初めて来た日。」
玲於「えー、いつ来た？覚えてない。」
A「夏だったよ。小森くんと3人で飲んだ。」
玲於「あー思い出した。呼ばなくていいって言ったのに隼が勝手に電話したやつ。」
A「…ひどくない？」
まったく
がきんちょ
．
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nenekos0204(プロフ) - なんか1個1個の会話とかが自然で面白くてずっっともんでたいって思うお話です！！ (2020年5月3日 19時) (
レス) id: 855b5832ad (このIDを非表示/違反報告)
麦茶犬 - キュンキュンしすぎて、にやにやがとまらないです(笑)！応援してます！ (2018年2月1日 18時) (レス) id: 97f101f8e3 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 昨日友達の勧めで読み始めました！きゅんきゅんして終始ニヤケてます...笑 引き続き読みたいと思います(″ﾉдﾉ） (2016年12月26日 17時) (レス) id: 44b2651ac8 (このIDを非表示/違反報告)
佐野恋雪(プロフ) - ド(クセンヨクが強く 自分の気持ちを)S(になることでしか表現出来ない)玲於くん 略してドS！笑 思わず笑ってしまいました、最高です(*´艸`)笑 (2016年12月7日 23時) (レス) id: b87880982e (このIDを非表示/違反報告)
さのあき - 毎日の更新ありがとうございます！楽しみにしすぎて仕事が捗ります！これからも応援してます！ (2016年12月7日 22時) (レス) id: 74ab73a03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月25日 20時
