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お迎え ページ7

玲於side






だるー、めんどー


って そんなことを思いながらエレベーターに乗り込んだ。



お目当ての階に止まって開いたドア

確か一番奥だったよね、メイク室。




うっすら開いてた扉

ちらって覗くと、鏡に向かって前髪整えてるAが見えて。




……俺とメシだから、そんなことしてんだ?





玲於「失礼しまーす。」


A「っわ、え、玲於くん!」





ノックもせずに入ると

顔真っ赤にして慌ててる。



はあ、ほんとうけるわ。笑





A「な、なにしてるの?え、涼太くんは?」


玲於「その涼太くんにAのこと迎え行ってってパシられた。」


A「…迎え…?」





自分の頬っぺた、両手で包んで

そのままキョトン顔で見上げてくる。





玲於「…メシ、行くんでしょ?」


A「…行く。」


玲於「じゃあ早く準備して。」





わかった!なんて笑顔になって

散らばってるメイク道具、鞄にブチ込んでる。





玲於「ちょ、待って。なにそれ。直入れ?」


A「…直入れ。」


玲於「…あーあ、これでまた俺の彼女候補から遠ざかったね。」


A「えっ、待って待って、わかった、ポーチ入れる!」


玲於「いやポーチあんなら最初から入れろよ。」





可愛い顔してガサツ

初めて会った日から思ってたけど。





A「玲於くん、マネキン棚に戻すの手伝って。」


玲於「え、やだ。」


A「…なんで。」


玲於「なんか呪われそう。」


A「呪われないよ。わたし家にもコレ持ってるよ。」


玲於「は?…絶対お前ん家行かない。」


A「だから呪われないってば。」





いやありえねえ。

怖い怖い。



目が合ったらちょっと怖いけどねー、なんて独り言言いながら

その恐怖のマネキンを棚に戻してる。




その後ろ姿






玲於「…髪色変えた?」


A「え、ううん。変えてない。」


玲於「そ?…なんか明るくなった気する。」


A「ブリーチしてるから色落ちしてるの。」


玲於「ふーん…きれー、色。」





濃いめのアッシュベージュ


さすがヘアメイクさん。





A「…そんなに褒められたら、照れるかも…」


玲於「…髪色を褒めてんの。」





ピンク色の唇を結んで

にやにや我慢してんの、バレてるよ?笑






玲於「…ほらもう行くよ。涼太くん待ってる。」


A「…涼太くんいらない…」


玲於「恩人になんてこと言ってんの。笑」




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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し?も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか、、玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる!そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω\)これからも小説頑張ってください!! (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい!とか表現があって。ほんまに大好きです!占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします! (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2016年11月10日 21時

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