片思い ページ3
Aside
龍友「涼太おつかれ。」
涼太「おつかれ。」
そんなふたりの声が廊下から聞こえて
あ、収録終わったんだって気付く。
現場に入らせてもらえるようになってまだ半年
A「涼太くん、おつかれさま。」
涼太「ん、Aもね。」
この、神様のような涼太くんがいなかったら
きっとわたしはまだ 不採用通知を眺めながら泣いていたと思う。
4月
春になっても結局就職先が見つからなくて
専門学校で資格も取ったのに、真面目にやってきたのに
持ち前の人見知り
そして生まれつきの困り顔のせいで
不採用の文字がもはやゲシュタルト崩壊。
ついに生きてる意味なんかを考え始めてた
そんな日
2年ぶりに会った幼馴染み
それが涼太くんだった。
ひとりで駅をふらついてたら、芸能人オーラ満載の涼太くんが歩いてきて
第一声、相変わらずぼっちだね〜って。
ひどいな、なんて思ったけど
まあこれが涼太くんだし。
そのあとカフェでお喋りして
就職浪人なのって泣きついたら、社長に話してみるねなんて言い出すから。
一週間後に面接のお知らせが携帯に届いた時は、ほんとに涼太くんが神様に見えた。
無事ご縁があって採用を貰い
今こうしてGENERATIONS様の専属ヘアメイクとして、まずはアシスタントで身を置いている。
……そして
裕太「喉カラッカラや〜」
玲於「え、いやあなた何も喋ってなかったですよね？」
裕太「喋ってた、心の中で。」
玲於「心の中で喋っても喉乾きませんよね？」
涼太くんはわたしに
職場だけでなく、恋までプレゼントしてくれました。
A「玲於くん、」
玲於「お前まだいたの？帰れよ。」
…絶賛、片思いだけど。
．
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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し？も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (
レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか､､玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる！そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω＼)これからも小説頑張ってください！！ (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい！とか表現があって。ほんまに大好きです！占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします！ (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2016年11月10日 21時
