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個人練習 ページ5

Aside





それから二日間、玲於くんに というより

アシスタントとしてのお仕事がなくて メンバーのみんなに会うことはなかった。



第一わたしは美幸さんと違ってまだプロじゃないから

ジェネの収録、撮影、イベント、そしてライブがない限り 本当にお仕事がないの。




まあこれでも会社と契約してるから、お給料は少ないながらもちゃんと貰えるんだけど…




だからこうやって、お仕事がない日には

事務所の6階にあるメイク室で 一日中ヘアメイクの個人練習。



小さい個室に鏡が2枚

奥の棚にはモデルウィッグ、そしてメイクアップ用マネキンが恐ろしいほど大量に並べられていて

よく使わせてもらってるけど、目が合うとやっぱり怖かったり…






A「…これいいなー…」






ただ今、ヘアセットの練習中


メンバーの今の髪の長さとか イメージとか

そんなのを考えながらアレンジしてみるけど


結局全部玲於くんに似合うものばかりになっちゃったりして。




だめだめ、もう。

こんなんじゃプロになれないって。





A「よし、涼太くん考えようっと。」





そう意気込んで違う髪色のモデルウィッグに取り替えたとき





涼太「俺がなーに?」


A「わ、びっくりした。」





ガチャってドア開けて、涼太くんが入ってきた。






A「涼太くん今日お仕事ないの?」


涼太「撮影、午前中だったから。」


A「そうなんだ。お疲れさま。」


涼太「ありがと。」





慣れた様子で椅子に座って

楽しそーなんてウィッグ触ってる。





A「…暇なの?」


涼太「あ、そうそう。ジムに玲於いたよって教えてあげようかなーとか思って来た。笑」


A「え、ほんと?…けどジムなんか入れないもん。盗撮してきて、盗撮。」


涼太「やだよ俺が怒られんじゃん。笑」


A「もー。」


涼太「夜仕事ないみたいだよ?3人でご飯行く?」


A「え、」





涼太くんの、相変わらず神様な発言


どうしよ、どうしよ

玲於くんとご飯って、結構久しぶりかも。






涼太「Aがこんな乙女になっちゃうとはね〜」





じゃあ声掛けとくよ、なんて言いながら 部屋を出て行く。





慌てて鏡の前に駆け寄って

散らばってたメイク道具でお化粧直して



…はあ、初めてじゃないのに緊張しちゃう。





玲於くんに会える日って


なに着ようかな、とか

髪型どうしよう、とか


朝からすごく忙しいもん。




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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し?も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか、、玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる!そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω\)これからも小説頑張ってください!! (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい!とか表現があって。ほんまに大好きです!占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします! (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2016年11月10日 21時

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