任された雑用 ページ22
Aside
A「ミカさんー！おはようございますっ」
ミカ「……Aちゃんあんた二日酔いとかいうもの存在しないわけ？」
なんだかゲッソリしちゃってるミカさん。
わたしすぐ酔って寝ちゃうけど、
そんなんだから結局あんまり飲んでなくて 二日酔いには滅多にならないんだよね。
A「昨日ミカさんが送ってくれたんですか？ごめんなさい、迷惑かけちゃって。」
ミカ「ほんとに何にも覚えてないんだね、」
A「え？覚えてますよ。ミカさんが結婚することとか♡」
ミカ「バカ、そうじゃなくて。…昨日送ってくれたの登坂くんだよ？」
……登坂くん？
って、臣さん？
A「え、なんで…」
ミカ「わたしAちゃんの住所知らなくて。登坂くんに聞いたらお店まで来てくれたの。お礼言っときなよ？」
A「えー…そうだったんですか。」
…まあ、あとでラインでもするか。
A「そんなことよりミカさん、結婚式とか決まってるんですか？」
ミカ「結婚式？全然。何にも話してないよ。」
A「えー、呼んでくださいね？」
ミカ「……Aちゃんだけ呼んでもどうせぼっちになるのが目に見えてるから、特別に登坂くんも呼ぶことにしたよ。」
A「え、臣さんも？騒ぎになりますって。」
ミカ「大丈夫。どうせ式するって言っても身内と親しい人しか呼ばないつもりだし。」
A「そ、それに私が行っても…」
ミカ「特別ね。」
うわあ、嬉しい！
ミカさんのウエディングドレス姿、絶対綺麗な自信あるもん。
目に焼き付けとかないと。
わたしもパーティードレス買っとかないと、
なんて気が早いことを考えながら仕事を進めた。
．
A「んーー、疲れたー。」
とりあえずひと段落。
休憩まであと30分かあ。
次の資料に取り掛かるには短いし…うーん。
ミカ「Aちゃん、暇ならさ、あそこの段ボール6階の資料室まで持ってってくんない？」
A「えー…重そう…」
ミカ「重いよ。はいいってらっしゃい。」
強制じゃん…
まあどうせ何するか悩んでたところだし、いっか。
中に資料がたっぷり入ってるその段ボール。
うう、重い…
想像以上の重さに嘆きながら、
近場の第一エレベーターまでやっとのことで辿り着いた。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mii777(プロフ) - ホントに、きなこさんのお話好きです。私まで一喜一憂してしまいます。 (2019年7月10日 21時) (
レス) id: 0b5a07c44f (このIDを非表示/違反報告)
香月瑠璃子(プロフ) - はじめまして、楽しく読んでます！ここにでてくる韓国ドラマって「相続者たち」ですか？違ったらごめんなさい、ほんとに面白くてすいすい読めて好きです、頑張ってください (2017年2月7日 23時) (レス) id: 934140ffb0 (このIDを非表示/違反報告)
ニコルラ(プロフ) - きなこさん初めまして。“魅惑のマーマレード”の臣さまが私の思い描く臣さまにぴったりハマって*\(^o^)/*きゅんきゅんが止まりません！！主人公ちゃんが大好きで大好きで健気で優しくて...。更新楽しみにしてます！ (2016年4月5日 1時) (レス) id: 5500986665 (このIDを非表示/違反報告)
臣愛 - 海外旅行に行ってたんだー。いいなぁー羨ましいです！私は昨日卒業式でした！涙ボロっボロ！ 更新頑張ってください！！ (2016年3月19日 13時) (レス) id: 3922ac802e (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんおかえりなさーい♪更新ありがとうございます、二人のほんわかした空気に癒されました(*^^*)二人の思いが通じますように…これからも頑張ってください！ (2016年3月18日 23時) (レス) id: 9504153d19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きなこ
| 作成日時：2016年2月19日 23時
