18. ページ18
勇太とのデート回数を重ね、学校でも堂々と付き合う私たち。
廉が開けた穴が大きかったせいか、勇太の入る隙がぽっかり空いていたかのように
心の中が勇太の笑顔で溢れていく。
ときどきフラッシュバックする廉の表情は相変わらず私の胸を締め付けるけれど…
「勇太どうしたの？」
勇太が大きく1つ溜息ついた。
視線の先には廉が彼女さんと楽しそうに話してるところ。
勇太「やっぱ駄目だよな〜」
「駄目って何が？」
勇太「いーや、何もないよ」
勇太は私に告白をしてくれて、私はそれに答えた
普通なら幸せ…だよね？
でも、勇太は私と幸せな時間を過ごせば過ごすほど
廉を見ては切ない表情をするんだ。
その理由を明かそうとしてくれることはまだ無いけど。
「何か悩みがあるならちゃんと頼ってね？」
勇太「頼れねぇよ。だって、かっこ悪いし」
「かっこ悪い勇太も好きになってあげたいの〜」
勇太「なんなくていいよ」
最初は普通だった。普通の恋人だった。
私は段々と本当に勇太を愛せるようになって来た。
でも… 私が勇太を求めれば求めるほど、
勇太は私が心に入り込まないように閉ざすような…
そんな感覚を覚えることがある。
勇太「やっぱ行ってくるわ」
彼のなかで1つ大きな決断をしたかのような
意思の強さを感じる背中を見送る
彼が向かった先、それは廉のもと。
勇太の悩みに廉が関係してるってことなのかな？
私、彼女なのに、勇太のこと全然分かってあげられない…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たい焼き - すごかったです！ 「映画に出来るんじゃないかな？」って思うぐらいすごかったです。 今後にも期待します！ (2020年4月3日 15時) (
レス) id: 015e81214b (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - こまつな。さん» そこの部分でしたら、"実の兄でありながらそれを隠して彼氏になることが出来た神宮寺に、紫耀が嫉妬した"という意味です。読みにくい表現でしたか？申し訳ありません。ご指摘ありがとうございます。編集しておきますね。 (2018年10月22日 23時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
こまつな。(プロフ) - クラスの前で告白した時は廉が彼氏なのに神宮寺が家に来たら紫耀が彼氏おかしくありませんか？ (2018年10月22日 22時) (レス) id: 82377c375a (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - risa23387087さん» 待ってていただけるのは凄く更新するモチベーションに繋がります。嬉しいです！ありがとうございます。最後まで楽しんでって下さい (2018年10月22日 2時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
risa23387087(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年10月22日 1時) (レス) id: 7cd81b77df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅恋。 | 作成日時：2018年9月24日 15時
