月虹物語 2 (ページ5)

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第55話ページ5

無の国の舞踏会も終わりを告げ、それぞれの国帰る王も入れば庭で一休みをする王もいる

無の城・庭

ジン
「…Zzz」

雷の王・ジンは木の木陰で横になっていると虹の王・ルナが寝ているジンの横に座った

ルナ
「ジン、雷の国にいつ帰るの？」

ジン
「…おやつの時間に…帰る」

ルナ
「…そっか」

ゆったりとした時間で木の葉がそよ風に揺れる

ジン
「…ルナは…俺を見つけるの…上手だね」

ルナ
「そうかな？」

ジン
「上手だよ…昔も…俺が1人で寝てたのに…そばに居たよ」

ルナ
「あれは…その…(汗)」

ジン
「…ルナ？」

ルナ
「ライラに光の魔力で治療してもらうのが嫌で逃げてたんだよね(汗)」

ジン
「…俺の場所が分かったのは？」

ルナ
「逃げてた先にジンがいただけです(汗)」

ジンは笑ってルナの頭を撫でる

ルナ
「？」

ジン
「それでも…ルナは俺を見つけるのが上手だね」

ルナ
「…褒められてるんだよね」

ジン
「…うん」

撫でるのをやめてジンは雷の国帰る支度をする

ルナ
「私もそろそろ戻らないと…！」

ジン
「…ラグはいい子だから…助けてあげてほしい」

ルナ
「もちろんだよ…またね、ジン」

ジン
「うん…またね、ルナ」

ジンは手を振って歩いていった

ラグ
「ルナ…帰ろう」

ルナ
「もう、部品の買い出し終わったの？」

ラグ
「…うん、色々買ったよ…？」

ルナはラグの頭を撫でる

ルナ
「私はラグ達の味方だからね」

ラグ
「…俺もルナ達の味方…だから」

ルナはラグの右手を握ると皆の所に歩きました

そして夜・虹の城・リビング

アル&イル&ゼロ
「帰ってきたー」

三つ子はリビングのソファーにダイブする

キラ
「キュー！！！」

キラはクランの顔をプニプニする

クラン
「テンション高いな(頬が赤くなる)」

シオン
「風呂沸かしてくる」

レヴァ
「飲み物入れますね」

ラグ
「部品…部屋に置いてくる」

リク
「お前達洗濯物を出せ」

アル&イル&ゼロ
「はーい」

三つ子は部屋に戻って洗濯物を取りに行った

ルナ
(私は晩御飯の準備しよっと)

クラン
「ルナ、手伝うぞ」

キラ
「キュッ！」

ルナ
「皆は休んでいいよ、疲れてるでしょ？」

クラン
「…ルナの方が疲れているだろ」

キラ
「キュッキュー」

キラはルナの頬をプニプニする

ルナ
「私は座ってる事が多かったから大丈夫だよ」

キラ
「キュー？」

本当？っとキラの顔が近づく

ルナ
「本当だよ、じゃあ晩御飯作るね」

その場にいたクラン達はルナが少しだけ無理をしてるように見えました